メルセデスCLAに先行試乗。究極のモードカー
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦
CLAに乗ると、日本のクルマ好きは、いよいよ時代が新しい価値を求め始めていることを実感せざるを得ないはずだ。今春出たAクラスも十分新しかったが、CLAはそれ以上に新しいのだから。
繰り返すがとても全長4685mmの4ドア車とは思えない。実際、全長は現行Cクラスよりも長い。良いクルマの正解は1つじゃない。スペースを居住性やトランク容量に使うだけでなく、スタイリングや独特の世界観に使うのもアリということなのだ。その上、最新安全ハイテクのレーダー型衝突警告システム「CPA」や「アテンションアシスト」まで標準装備。
CLAとCクラスの両車は、まさに今の混沌とした世界を表している。今まで通り、あくまでも伝統を守り、実直にマジメに生きるも良し。もっと外に出て自己主張をし、スタイリッシュな生き方をするも良し。それはオーナーの自由なのだ。この2つのチョイスを、特に伝統に縛られていそうなメルセデスが用意してしまうのだから時代の流れは恐ろしい。
しかもCLAはAクラス同様、360psを発揮するフルタイム4WDモデルのCLA45 AMGまで登場するのだ。一体これがどんな世界観を展開するのか、乗って見ないと予想もできない。
まさしくこれからのメルセデスは、モードで勝負していくブランドになるのかもしれない。
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