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エヴォーラ試乗、AT&高性能版の乗り味は?

爽快感のなかに"もどかしさ"も…「エヴォーラIPS」

IPSは「インテリジェント・プレシジョン・シフト」の略称で、知的で精度の高いギアシフト、の意味を持つ。とはいえこれは近ごろ流行の2ペダルMTではなく、トルコンを使った通常のATで、ミドシップに横置きされるトヨタ製ベースの3.5リッターV6・DOHC VVT-iエンジンと同様に、基本はトヨタ車と同じアイシンAW製の6段ATを使う。

3.5リッターV6エンジンのスペックはMT仕様と変わらず、280ps/6400rpmのパワーと35.7kg-m/4600rpmのトルクを生み出す一方、車重は1450kgと、MT仕様より60kg増えている。その結果、最高速はMTの261km/hから250km/hに下がっているという。

コンソールに6段ATのセレクトレバーはなく、「R・N・D・P・SPORT」の5つのボタンが並び、ステアリングと一緒に回転するタイプのシフトパドルが備わる。まずはDボタンを押してスロットルを踏むと、エヴォーラIPSは車重を忘れさせる軽快さで走り出した。加速は特に強烈ではないが、充分にスポーツカーらしい爽快感があり、深く踏み込めば6500rpmのレヴリミット目指して直線的に吹け上がっていく。試乗の舞台は箱根だったが、これなら都内のようなトラフィックのなかでもドライビングを愉しめそうだ。

ところが、箱根のワインディングで意外な落とし穴に気づいた。コーナーの連続を2速で攻めていると、ATが突然Dレンジに入って、シフトアップされてしまうのだ。実はこのIPS、純粋なマニュアルポジションはなく、パドルを操作することでマニュアルモードに入るのだが、ひとつの操作を終えてから20秒の間に次のパドル操作をしないと、自動的にオートモードに戻ってしまう設定なのである。

 

これはシティユース派には好ましいものの、ワインディング派にはちょっと厄介な設定で、自動的なシフトアップをさせずに低いギアをキープするには、20秒弱に一度シフトダウン側のパドルをカラ叩きして、IPSをだまし続ける必要があった。

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