エヴォーラ試乗、AT&高性能版の乗り味は?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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「IPS」と「S」、2つのニューバリエーションをドライビングしてみて、あらためてエヴォーラについて考えてみた。1990年代半ば以降、以前からあったエスプリの後期型を別にすれば、シリーズ1初期モデルの675kgを筆頭にして車重1000kgを切る「エリーゼ」と「エキシージ」、およびその拡大版である「ヨーロッパ」のみでやってきたロータスが、2008年に発表して2009年に発売したのがエヴォーラだが、それは全長4.4m弱で車重は1300kg台後半と、ボディサイズも車重も、それまでのロータスとは異なるゾーンのクルマだった。
とはいえエヴォーラは、アルミ製モノコックフレームのミドシップにエンジンを搭載し、その上にFRP製ボディを被せるという構造において、エリーゼと同じロータスの手法を踏襲したクルマでもある。だがそれにもかかわらず、狭いながらリアシートを備える2+2シーターのコクピットを基本としていたことからも分かるように、ロータスがエヴォーラ開発の際に強く意識していたのは、ポルシェ911のカテゴリーだったに違いない。
だとするなら、エヴォーラに2ペダルのATモデルが加わったのはまったく自然な流れだといえるし、スーパーチャージャーで武装した高性能バージョンが追加されたのも、これまた当然のことだといえる。なかでもATのIPSはこれまでのロータスユーザーとは異なる層にもアピールして、このイギリスの先鋭的スポーツカーメーカーの顧客の守備範囲を確実に広げることになるだろうと推測できる。同時にそれは、2015年に完結するはずのプレミアムなスポーツカーブランドとしてのロータスに、一歩近づく手段にもなる。
最後にワインディングロード好きのスポーツカー親爺から、その道の老舗ロータスにひとことだけ苦言を呈させてもらえば、20秒ごとにパドルをカラ叩きしなくても済むように、IPSのATに純粋なマニュアルモードを設けて欲しいものだと思う。
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