新型オデッセイに試乗。ノーマルが心も軽い!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
ミニバン・ブームは既にピークを過ぎた。最も隆盛を極めたのは04年の102万台で、以降は微減となり今や80万台市場。ただしここで壮絶なサバイバルが展開されている。80万台とはいえ日本市場の約1/4を占める大市場だが、なんとこの市場に40モデルがひしめくのだから堪らない。しかも上位10モデルで市場の約6~7割を占めるとなると、残りの3~4割を実に30モデルが競い合うという厳しい現実がある。
オデッセイはそんな市場でどれだけの実力があるのか? 実はこれ、歴史とともに振り返るとかなり興味深い。オデッセイの登場は1994年。元祖、ではないが、その後日本市場にミニバン・ブームを巻き起こした火付け役だったことは間違いない。事実オデッセイは月販3000台と控え目な目標でスタートしたが発売直後から人気を博し、翌年は1年で12.5万台を販売する驚きのモデルとなった。
オデッセイ登場以前のホンダは三菱自動車が買収か? との噂があったほど経営的に苦しかった。だがオデッセイ登場後は状況が一変しミニバン・ブームも本格化。さらにはホンダをミニバン・メーカーかつ大企業へ躍進させるきっかけともなった。
しかし数値の上でのオデッセイ人気は、2代目登場以降陰りを見せる。04年に102万台市場となった時、オデッセイは3代目が登場間もなく、この年こそ市場の10%近いシェアを占めた。しかしその後は徐々に勢いを弱め、昨年は約3万2000台で約4%のシェアに留まった。つまり市場の微減よりも早いペースで販売台数は減ったわけだ。もっともこれは3代目からV6搭載をやめ、04年には上級ミニバン「エリシオン」が設定されたという理由もある。とはいえブームを作り大市場を築いた火付け役は今、間もなく累計100万台を達成するものの、以前ほどの勢いはないのが現実でもある。そんな微妙な時期に4代目は登場したわけだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
23XIとFRMによるNASCAR独占禁止法訴訟は長期化へ。仮差し止め命令適用でチャーター購入は一部承認か
『ホンダNSX GT2(1994年~1996年)』オール日本人クルーで掴んだル・マンの栄冠【忘れがたき銘車たち】
「ゴツゴツ鳴らない」高速道路の橋、その仕組みは? 全部を“非ゴツゴツ化”できる? 昔は「鳴るのが普通」
ルノー『アルカナ』改良新型、展示・試乗イベント開催へ…2025年新春に東京と兵庫で
約183万円! スバル新型「シフォントライ」登場の反響は? 660cc「直3」エンジン&スライドドア搭載! タフ顔の「5ドア“軽”SUV」に「興味ある」声も
キャデラックのラグジュアリーSUV新型「リリック」が2025年春に上陸へ! 全長5mの“威風堂々”とした電動モデルはどんなクルマ?
さようなら、Bowさん【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第2回】
ネット通販ですぐに荷物が届かなくなってから嘆いてももう遅い! 荷物の3割が運べなくなる「2030年問題」に危機しか感じない!!
ゼロスポーツ、エンジンルーム内の温度上昇を抑える『BRZ/GR86』用「クールインシュレーター」発売
トヨタGR、『GR86/BRZ Cup』『ヤリスカップ』『ラリーチャレンジ』の2025年カレンダーを発表
BMW「M5ツーリング」日本初上陸!727馬力、M専用PHEVシステム搭載の高性能ワゴン
1000馬力超えの“新型スーパーカー”「ヴァルハラ」登場へ! 爆速の「V8ツインターボ」をミッドに搭載! アストンマーティン史上「最強モデル」は日本国内でも目撃可能!?
【ホンダ同門対決】維持費とリセールで勝る N-BOX、走りと使い勝手でリードするフィット、幸せになれるのはどっち?
【売り切れ必至か】1000台限定の受注生産モデル、マツダ「ロードスター 35周年記念車」予約受付開始
【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
【レガシィ、ステージア世代に乗ってほしい】新型「パサート」試乗 ドライブ好きならSUVよりワゴンでしょ
【新旧エクストレイルをカスタム!】ポタ電10台搭載の災害対応キャラバンなど、日産の「オートサロン2025」出展車両を事前公開
新型「レクサス GX」争奪戦は年始~。公取協の指導で“先着順”のフェアな販売に変わるのは朗報!
【今年はコスパ元年】フロンクスからランクルまで、お手軽予算や最強リセールで覚えておくべき車5選
【ホンダの逆襲】新型「プレリュード」が“ハイブリッド革命”と話題に…エンジンの超進化が向かう世界
【発売秒読み!?】マツダ、2.0Lチューンドエンジン×幌の高性能「ロードスター」市販予定仕様を公開【TAS25】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!