新型オデッセイに試乗。ノーマルが心も軽い!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:齋藤 正
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例えばパワーソースの置換は有効だろう。ピュアなガソリンエンジンを搭載するにしても、「エンジンのホンダ」ならば現状と同じ性能ながら1.8~2.0リッター程度の排気量へのダウンサイジングは朝飯前のハズだ。さらに日本市場へのディーゼル投入を延期し、ハイブリッドに経営資源を集中させるとアナウンスしたならば、このクラスでハイブリッドもありではないか? と思う。福井社長も「ハイブリッドも考えた方がいいかも」という風に語っていたくらいなのだから…。
そうオデッセイに必要なのは、大胆な提案。もっともそれは先代において低全高というかなり大胆な提案を行っているが、今の状況ではさらに中身において同等以上のものが求められるのではないかと僕は思う。それにオデッセイは3代目だけでなく、初代モデルからして極めて大胆な存在だった。実は初代モデルが登場前まで社内で猛反対されていたことを知る人は少ない。当時のLPL(=開発の取りまとめ役)だった小田垣邦道氏(現・株式会社ケーヒン代表取締役社長)は、国内営業に「要らない」と言われたそのモデルを執念で開発。だが、それでも同じ答えを受け苦肉の策でアメリカ・ホンダに頼み込み、アメリカで5000台/月を売る約束を取付け、ようやく市販化および日本での販売を実現したほどだった。そんなクルマが後のホンダを大きく転換したのだ。
そう、オデッセイは常識を覆して誕生し、偉大なる功績を果たしてきたモデルでもある。ならば今こそ、初代や3代目にあった“不常識(ホンダにはこういう素晴らしい言葉がある)”に匹敵する何かをもう一度実現させても良いと思えるのである。それに…初代と3代目の間にある2代目のマイチェンでは、オデッセイ史上で絶対に忘れてはならない名車・アブソルートが誕生した。そう考えるとオデッセイとは常に何かを覆し続けてきたモデルだともいえる。ならばこの4代目でも何かインパクトのあるものが必要なことは間違いない。それはもちろん僕らの想像にも付かないものだろうと、僕は密かに期待しつつ今は比較的穏やかな新型を見守っていようと思うのである。
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