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スバル「フォレスター」 マイナーチェンジで運転支援システムやデザインが大幅改良。唯一の懸念は燃費か?

SGPによって従来型から大幅に向上した動的質感

スバル「フォレスター」は、その初代モデルは1997年に発売された、本格的な悪路走破性を備えたフルタイム4WDの中型SUV。現在は、2018年7月に発売となった5代目モデルが現行型新車として販売されています。

現行型(5代目)のボディサイズは全長4640mm×全幅1815mm×全高1715(~1730)mmという「大きすぎず、でも小さすぎず」といったニュアンスで、車両骨格は、現行型インプレッサで初採用されたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)という完全新世代のもの。この高剛性な新型骨格の採用により、現行型フォレスターの動的質感は、従来型と比べて「大幅に」と言えるレベルで向上しています。

当初用意されたパワーユニットは2種類で、ひとつは、新開発された最高出力184psの2.5L水平対向4気筒自然吸気。もうひとつは「e-BOXER」と呼ばれる電動ユニットで、最高出力145psの2L水平対向4気筒エンジンを、同13.6psのモーターがアシストするというものです。

いずれもトランスミッションはCVTで、駆動方式は全車フルタイム4WD。2020年10月に行われた年次改良で2.5Lの自然吸気エンジンは廃止され、代わりに最高出力177psの1.8L直噴ガソリンターボエンジンを追加しています。

スバル フォレスターの駆動システムは前述したとおりシンメトリカルAWD(水平対向エンジンを核とするパワートレインを左右対称・一直線にレイアウトし、4輪をバランス良く駆動させるレイアウト)。そのうえで、滑りやすい路面で威力を発揮する「X-MODE」の制御を最適化し、悪路からスムーズに脱出できるようになっています。

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