硬派なメカを内に秘めた新型ジープ ラングラーは奥様も納得の乗り心地
掲載 更新 carview! 写真:市 健治
掲載 更新 carview! 写真:市 健治
2月の冷たい雨降る某日、毎年恒例のJAIA(日本自動車輸入組合)主催の輸入車試乗会が神奈川県・大磯プリンスホテルで開催されました。carview!編集チームが短時間ながらも見て、触れて、試乗してきた、全22ブランドのさまざまな試乗車の中から、注目のモデルをご紹介します。
昨年2018年11月、11年ぶりにフルモデルチェンジしたジープの新型ラングラー。今回試乗したのは、その発売を記念した特別仕様車「ラングラー アンリミテッド サハラ ローンチエディション」です。
ローンチエディションの専用色「パンプキンメタリックC/C」という、ほんわかカボチャ色を纏った新型ラングラーは、丸目のライトと全体的に角が取れて少し丸みを帯びたスタイリングと相まって、雨の中でも癒し系なほんわかオーラを放っています。ちなみにお値段は530万円。
さっそくステップに足をかけ、乗り込んでみたわけですが、最初にドアを開けて閉めた瞬間「ん?」、アクセルをひと踏みした刹那「あれ?」、ハンドルひと切りして一言、思わず「普通じゃん!!」と声を上げてしまいました。先代の武骨な記憶に身構えていた分、あまりに軽く、ゆったりとした乗り心地に肩透かしをくらったような感覚。誤解を恐れずに言えば、ちょっと昔のトヨタの中型セダンに乗っているような錯覚さえ抱いたのです。
新型ラングラーのステアリング機構は、一般的なラック・アンド・ピニオン式ではなく、歴代ラングラーが採用するリサーキュレーティング・ボール式という耐久性が高いクロカン向けの機構のままですし、サスペンションも伝統のリジッドアクスルのまま。
しかしその味付けは、先代ラングラーをたまに運転しては辟易していた奥様も、鼻歌交じりにちょっと遠回りしてお家に帰りたくなるのではと、妄想してしまうほど。国内のメインの使用環境であろう“街中のオンロード”では、硬派な側面をそっと内に秘めて、家族を思いやれるクルマになったと言えるのではないでしょうか。
それを軟派になったと言うのは簡単ですが、アイデンティティを構成している伝統のメカニズムなど、硬派な部分はそのままに、現代を生き抜くスマートなマナーを身につけた新型ラングラーには、先代ユーザーのみならず、新規の顧客もほいほい取り込まれてしまいそうな、そんな気配を感じたのでした。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
宮田莉朋組レクサスがFP2でクラス最速タイム。ハイパーカーは6号車ポルシェが初日トップに/WECスパ
【SCOOP!!】販売継続? それともファイナル? ヤマハYZF-R1に“新型”の情報アリ!!
トヨタの「爆速5ドアハッチバック」何がスゴイ? 6速MT×4WDのみなのに「普段乗り」できる!? 「GRカローラ」の魅力とは?
レクサス新型「LM」に待望の6人乗り仕様登場 全長5.1mの最上級ミニバンの価格は1500万円
トヨタ新型「“ヒンジドア”ミニバン」発表! タフ顔が超カッコイイ「クリスタ」! MT設定アリ&上品仕様な「GX+」印に登場
日産が新型「SUV“ミニバン”」初公開! 斬新ヘッドライト&流行りの“オシャグリーン”採用! 超シンプル内装が超カッコイイ「VX6」中国に登場
[新型フリード内装解説]シエンタにない機能がいいゾ!! バカ売れ確定の内装だけど気になる点も多々
カワサキ「メグロ K3」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
まさかの250万円スタート!? 新型フリード爆売れ確定!? 樹脂マシマシのクロスターもヤバい!!
アースカラーのボディとインテリアがおしゃれなトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
初代ヴェゼルのカップホルダー最強説!! 超絶使いやすかったのに…なんでやめたん!?
新型フリードが2024年6月に発売! 歴代モデルの相場は現在どうなってる?
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?