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【変わりゆく市場】トヨタの象徴「クラウン」2台はなぜカー・オブ・ザ・イヤー10ベストに落ちたのか?

【変わりゆく市場】トヨタの象徴「クラウン」2台はなぜカー・オブ・ザ・イヤー10ベストに落ちたのか?

クラウン(セダン)

「クラウン」がサブブランド化したことも一因か

一方、前出のある業界関係者は「クラウンというモデル自体が変化していることも大きな要因となっている」と指摘します。

「国産高級セダンの代名詞的存在であったクラウンですが、2022年に登場した現行モデルからは、クロスオーバー/スポーツ/セダン/エステートという4つのボディタイプからなるモデル群へと生まれ変わりました。

過去のクラウンにも『アスリート』と『ロイヤルサルーン』といったバリエーションがありましたが、それらはあくまで仕様が異なるだけであり、基本的には『同じクルマ』と呼んで差し支えないものでした。

しかし、新たなクラウンシリーズは『同じクルマ』と呼ぶには少々無理があるほど、それぞれ大きく異なるモデルとなっています。

その背景には、ユーザーの嗜好の多様化、輸入車、そしてレクサスの台頭による『トヨタの高級車』の位置付けの変化などがあります。

それらの結果として、これからのクラウンは『(大衆車ブランドにおける)あこがれのクルマの名前』という抽象的なアイコンになっていくものと考えられます。

クラウンの大胆な変化に対して賛否両論はあるものの、日本自動車史上に燦然と輝くビッグネームの系譜を継ぐことと、現代のユーザーのニーズを満たすことを両立させる方法として、『クラウン』の名称をサブブランド化するのは非常に合理的です。

ただ、日本カー・オブ・ザ・イヤーはあくまでも『今年の1台』を選ぶものです。

クラウン(スポーツ)やクラウン(セダン)は、どちらも『あこがれのクルマ』のひとつの形ではありますが、単独で多くのユーザーのニーズを満たすようには企画されていません。

2つのクラウンが10ベストカーの選外となったのには、こういった要因もあるものと思われます」

>>クラウンの各モデルやランドクルーザーの公式画像へ

(次のページに続く)

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>>クラウンセダンの水素は傑作、スポーツは最も若いユーザー向け
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