成功か破談か、共倒れか…「ホンダ・日産」経営統合…社長が漏らした「難しい」の真意と鍵を握る三菱の存在
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 179
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一方、今回の経営統合は「ホンダによる日産の救済」という見方が強いことは、すでに多くの場所で指摘されている通りです。
実際、2024年上期の決算では日産が大幅な減収減益となったのに対し、ホンダは増収増益となっています。また、時価総額で見ても、現時点ではホンダが日産を上回っています。
そのような中、会見後の質疑応答では「こいつと一緒にやっていきたい、ここに惚れたという部分は?」という記者からの質問に対し、ホンダの三部敏宏社長が「難しいな……」と言葉を詰まらせるシーンがありました。
恐らく、あくまで対等な関係であるはずの日産に対して「上から目線」のような質問が飛んできたために「(適切な回答をすることが)難しいな…」という意味だったのかもしれません。
ただ、この部分はインターネット上でまたたく間に拡散し、多くのユーザーが「ホンダは日産と経営統合することにメリットを感じていない」という文脈で捉えられてしまいました。
(次ページに続く)
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