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「フィット」でも「ヴェゼル」でもなく…「フリード」がホンダ登録車1位になった“ヒットの構造”が示唆に富んでいた

「e:HEV」の完成度が“走りのホンダ”を支える

フリードが採用する「e:HEV」は、2モーター式のフルハイブリッドシステムで、発進から中速域まではモーター走行を基本とする。エンジンは主に発電用として利用し、静かで滑らかな加速フィールを実現。従来型に比べてエンジンの介入タイミングが抑えられ、街中でも上質さが際立つ。

この仕上がりには、ホンダが長年培ってきたハイブリッド技術の成熟がある。とくにアクセルレスポンスとモーター制御の自然さは、ライバルのシエンタを上回る印象だ。ステアリングやブレーキフィールも自然で、ドライバーが「走らせて気持ちいい」と感じる特性に仕上がっている。

ホンダが得意とする「人の感覚に寄り添う制御思想」は、このクラスの実用車でもしっかりと生かされている。単に燃費がいいだけでなく、運転が楽しく、同乗者も快適。このトータルバランスこそが、フリードが長く人気となっている大きな要因だ。

もうひとつ注目すべきは、ホンダがあえて“5ナンバーサイズ”を維持し続けたことだ(「クロスター」は全幅が1720mmで3ナンバー)。ご存じのように、ミニバンは大型化の一途をたどり、「ステップワゴン」や「ノア/ヴォクシー」は全車3ナンバー化している。

一方で軽ハイトワゴンは広くても2列シート(4人乗り)である。つまり「3列シートを求めつつ、取り回しが楽なサイズ」は、実質フリードとシエンタしか存在しない。

この“隙間を突く”戦略が功を奏した。「N-BOX」からのステップアップ、あるいは中・大型ミニバンからのダウンサイジングという両方向の需要を取り込むことに成功している。

さらに、現行型では「フリード エアー」と「フリード クロスター」という2タイプを設定。クロスターは2列仕様も選べるため、荷室を広く使いたいユーザーやアウトドア志向の層にも対応する。家族用から趣味用途まで、ユーザーの生活に寄り添う柔軟性が評価されているのだ。

(次のページに続く)

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