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【贅沢すぎ】160万円なのにコンセプトカー並のガルウイングを装備。ロードスターに負けた不運の名車「セラ」とは?

打倒ロードスターを目指すも玉砕…

セラをトヨタは、1989年に登場したマツダ「ロードスター」のライバルに位置付けていた。

正統派FRオープンスポーツのロードスターと、FFガルウィングクーペのセラではキャラクターはまったく違う。だが、従来にない新たな楽しさを持ったパーソナルカーという点では共通していた。ともにメーカーの「元気印」の象徴だった。

トヨタはトラディショナルなロードスター以上に、未来的なイメージのセラを好むニーズが高いと分析していた。狭いながら後席を備えている点もアドバンテージと捉えていた。

しかし、販売成績は予想外に伸び悩んだ。当時の若者は、高性能のスポーツモデルやハイソカーと呼ばれた上級サルーン、クロカン4WDなどに興味を抱くケースが多かった。スタイリングこそ個性的だが、走りが平凡だったセラにあまり触手が動かなかったのだ。

打開策として開発陣は、セラに細かな改良を施していく。1991年5月にはボディカラーの見直しと新シート地の採用などを実施。

1992年6月には再びボディカラーを見直し、同時に電気式ドアロックの標準装備化などを敢行した。1993年12月には新冷媒エアコンの採用やリア3点式シートベルトの標準装備化などを施す。

さまざまな改良を実施したセラ。しかし、販売成績は改善しなかった。さらにバブル景気も崩壊し、トヨタは業績回復のために不採算車種の整理を余儀なくされる。そして1995年末、ついにセラの生産は中止されてしまったのである。

(終わり)

>>【画像】160万円の“手が届くスーパーカー”トヨタ「セラ」をチェックする

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(写真:トヨタ、マツダ)

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