オーリス ハイブリッド発売。欧州流の味付けは存在感を出せるか?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:望月 浩彦
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いずれにしても、このクラスでカタログ燃費30km/L台に達するクルマは数えるほど…というか、実質的にはアクセラも含めたトヨタ式ハイブリッド搭載車だけ。そのなかで、個人の趣味嗜好を横に置けば、商品力は客観的に新型プリウスが圧勝だ。ただ、プリウスがここまで街にあふれかえると「プリウスみたいなクルマはほしいけど、プリウスだけはイヤ」というニーズは確実に存在する。
また、前記のように、運転している実感はプリウスよりオーリスのほうが濃い。こうした微妙な乗り味や車両感覚、室内の居心地などから「プリウスではなく、あえてオーリス」という向きも、少数ながらも出てくるだろう。私個人もそのひとりかもしれない。
オーリスの国内販売テコ入れ対策には、もうひとつ、今回からトヨペット店も扱うようになったことがある(従来はネッツ店のみ)。もともとシニア好みの車種が中心のトヨペット店は、比較的若い層にもアピールできそうなオーリスを売る気が満々とか。オーリスは少なくともこれまでよりは売れるだろう。
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