サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > 新型911パッケージ論 ホイールベースの謎?

ここから本文です

新型911パッケージ論 ホイールベースの謎?

水冷化(996型)以来の大刷新

2時間ほどカリフォルニアのカントリー路をゆっくりと走るとローカルな飛行場に着いた。ここでジムカーナをテストすることができる。久しぶりの緊張感だ。小さな飛行場とはいえ、新型911が走ると充分なスピードがでそうだ。

モデル993型から水冷のモデル996型に変わった時と同じくらいモデル997型からモデル991型はボディが大幅に変わった。ホイールベースが伸び、ボディの素材や剛性が高まったのだから、走りにも何か大きな違いがあるに違いない。その差はポルシェ的には進化なのだが、いままでのポルシェを愛好していたユーザーとしては少し不安を感じる。ステアリングを切り込んだ時にノーズはどのように動くのか。リヤの安定性はどうなのか。スロットルを戻した時のタックインは…。

ジムカーナのスタートを待つ間にアメリカのポルシェ・ドライビングスクールの先生から「PSMをカットするな!」と忠告を受ける。どうやら某国のジャーナリトがスピンしたり、MT車のクラッチを焼き付かせたりと大変なことが起きていたらしい。

PDKはローンチコントロールもできるが、あえて日本の都心の交差点から発進するイメージでスロットルを踏み込んだ。数mmスロットルを踏むと、PDKの1速側のクラッチがすぐに繋がり、遅れることなくタイヤは動き始める。発進が苦手なツインクラッチであるが、新型911のPDKはかなり進化している。

ストレートの加速は充分速い。軽い車体なので、カレラSの400psは充分にパワーが漲っている。このパワーとトルクでも外径が大きくなったタイヤは確実にトラクションを掛けていく。しかもフェラーリのEデフのような電子制御の油圧デフが緻密にリヤタイヤのスリップ率を制御する。機械式LSDを使うカレラのPTV(ポルシェトルクベクタリング)とは異なり、より精密に駆動トルクを制御できる電子制御油圧多板クラッチ式のベクタリング機構がカレラSには備わっている(PTVプラス)。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン