プジョー新型3008に海外試乗。個性派SUVのプレミアム化が進んだ
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
ということで改めて3008を眺めてみる。先代はハッチバックの面影を残したSUVだったが、新型は超モダンでスポーティーなSUVに生まれ変わっている。精悍なフロントフェイス、フロントフードやフェンダーの立体的な造形、コークボトル状に絞り込んだボディ中央部とそれを強調するプロテクターモールなど、ありとあらゆるところに見所がある。
薄型リアコンビランプの周囲を左右につなぐ形でブラックアウトしているのも興味深い。ピラーやルーフのブラックアウトと相まって、視覚的な重心を低下させ、重心の低いスポーティーな印象を強めている。
ブラックルーフをキリリと引き締めるのが、クロームメッキを施したルーフレールとモールだ。ルーフエンドスポイラーのサイド面までメッキ処理を施した凝ったデザインは、一歩間違えると野暮ったくなる恐れがある。しかしそれを、品性が保たれるギリギリのレベルに留め、プレミアム感の表現手段として使いこなしているあたりのセンスには脱帽である。
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