【若者のプリウス離れ？】安定した人気も…時代を象徴した“元祖エコカー”の購入層が“高齢化”する背景とは

トヨタ プリウス

「若者のプリウス離れ」が進んでいる？

プリウスの購入者層の変化について、ある業界関係者は次のように話します。

「少子高齢化という日本社会全体の傾向もあるとは思いますが、若者がプリウスから離れているのは事実だと思います。

ハイブリッド車の代名詞的存在であったかつてのプリウスは、年間の新車販売台数ランキング1位を獲得したこともあるほどの圧倒的な人気をほこっていました。

一方、近年は数多くのハイブリッド車が登場したこともあり、プリウスは以前ほど目立つ存在ではなくなりつつありました。そうした背景もあり、5代目となる現行モデルでは大胆な変貌を遂げ、スポーツカーのようなモデルとなったわけです。

ただ、20代から30代のユーザーにとってのプリウスは『エコカー』のイメージが強く、あまり魅力的には映らないようです。

また、若い世代のユーザーは『スポーティな走り』にはあまり関心がなく、むしろ室内空間の狭さなどが気になるといいます。さらに、SNSなどで『#今日のプリウス』などと嘲笑の対象となっていることも、プリウスを敬遠する理由のひとつになっているという指摘もあります」