新型A5/S5クーペに海外試乗。計算され尽くした大胆さを感じる新デザイン
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:アウディ ジャパン
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次に乗ったのはS5クーペ3.0TFSI。3L V6エンジンはパワーと燃費をより高い次元で両立するべく、従来のスーパーチャージャーからターボに変更された。他の部分にも大幅に手が入っていて、ボルトなど一部の規格部品を除き90%以上のパーツを一新。重量も14kg軽くなっているという。
354ps/500Nm(先代は333ps/440Nm)というスペックは"S"の名に恥じないものだが、それ以上に感心したのがフィーリングだ。3Lという余裕のある排気量に加え、Vバンク間に搭載したツインスクロールターボチャージャーはほぼターボラグをゼロに抑え込んでいる。下から沸き上がるような図太いトルクはクルマ全体をより骨太に感じさせ、全体に漂うしっとりした回転フィールは質感の高さをもたらす。
もちろん、高回転域のパンチ力も文句なしだ。A5に乗っているときはこれで十分速いなと感じていたが、S5に乗れば乗ったで、やはり一枚上手の刺激と感動を味わえることに気付く。
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