大きく変わった「ホンダ フィット」、ガソリンよりハイブリッドを推す理由とは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 176
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 176
昨秋の東京モーターショーで披露された新型ホンダ「フィット」にようやく試乗することができた。当初は東京モーターショーで発表、発売の予定だったが、直前に電子パーキングブレーキの不具合が見つかり、パーツを変更し、設計を修正したため、年をまたいでこの2月に発売となった。だから「ようやく」なのだ。発表前、テストコースで最終プロトタイプに乗る機会があり、よい出来であることはわかっていた。それをやっとユーザーやファンとも共有できるという意味でも「ようやく」である。
まずもって見た目が大きく変わった。ボディサイドに稲妻のようなキャラクターラインを入れるなど、明らかに二の線を目指した3代目とは打って変わって、新型はヘッドランプに”表情”を感じるファニー系のフロントマスクに細いAピラー、丸っこいシルエットと脱力系。シャープなラインが見当たらない。膨らんだハコフグにも見える。開発陣が共有していたイメージは柴犬だそうだが、いずれにしてもシンプルなデザインだ。
同じような世界がインテリアにも広がっている。細いAピラーと水平なダッシュボードが可能としたワイドでスクエアな視界はフィットの全車に標準装備の大きな価値だ。広くスクエアな視野角のおかげで、眼前に広がる風景がどうあれ、見て気持ち良い。爽快。3割増しの景色になる。安全運転にもつながる。もちろん、Aピラーは衝突安全性を犠牲にした上での細さではなく、サイドウインドウに接する2番目のピラーに強度を持たせてある。例えば前面衝突時の応力はこの太いピラーに伝わるような構造となっている。
良好な視界に貢献する水平ダッシュボード(ドライバーの目線からはステアリングホイールの上端もダッシュボードに飛び出ることなくスクエアな視界を邪魔しない)の下に広がるインパネも、きわめてシンプルなデザインで好ましい。中央(正確にはやや助手席寄り)のモニター、その下のエアコン系3連ダイヤルスイッチ、そのまた下に小物置きとシフトレバー、ステアリングホイールの奥には液晶メーターが備わる。高輝度液晶を用いることで、陽射しを遮るカウルを不要とした。
シフトレバーの手前、左右前席の間にたいてい備わるセンターコンソールボックスがない。あるのは平べったい”置き場”のみ。ここにバッグなりなんなり好きに置いてくれということだ。細々した荷物の多い女性にはうれしいのではないだろうか。私もおじさんにしては細々とした荷物が多いほうなのでありがたかった。助手席の座面にバッグを置くのとでは、取り出したい荷物へのたどり着きやすさが段違い。助手席に置くよりも安定感があるので、減速時にバッグが倒れ、中身をフロアにぶちまけることもないだろう。望めばオプションでボックスを取り付けることもできる。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「ほぼ可能性なし」からの大逆転!D1で藤野秀之選手が1点差の劇的優勝【Key’s note】
7度のF1王者が3戦連続のQ1敗退。ハミルトンから「ただただ怒りが込み上げてくる」と悲痛な声
購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?
満ちる安心感と幸福感 ロールス・ロイス・カマルグ(2) 特定の角度が美しい長大ボディ
世界で1番高価だったクルマ ロールス・ロイス・カマルグ(1) 1台の完成に半年を要す象徴
スーパーフォーミュラ鈴鹿合同・ルーキーテストに欧州注目株のフレディ・スレイターとウーゴ・ウゴチュクウが参加へ
「マックスを助けられて誇りに思う」「一晩でマシンをすべて変更し、かなりよくなった」/F1第24戦予選コメント(1)
「これ以上引き出せるものはほとんどなかった」「ラップ自体には満足だがポールを獲れず残念」/F1第24戦予選コメント(2)
変幻自在のボディには、シトロエンらしい創意工夫が満ち溢れていた【懐かしのカーカタログ】
劣勢ピアストリ、レース中に王座を諦める時が来る? マクラーレンとチームオーダーについて協議へ
「燃費いいほう一択だろ」本当にそうか? 新型フォレスター“ハイブリッド無し”モデル「コッチのほうがいい」と思う場面とは?
富士スピードウェイホテルが「86GRMN」と「LBX MORIZO RR」のプレミアム試乗体験プランを提供
【いまさら聞けない】認定中古車のメリット・デメリット。購入者が主張する“意外な盲点”とは…どんな人に向いている?
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
22万kmでも海外オークションで400万円超えた三菱「パジェロ エボ」。もし左ハンドルがあったらもっと高値になってたかも?
【知らなきゃ損】実は“革シート=動物が可哀想”じゃなかった。専門家が語るレザーの真実と、捨てられる牛皮“45%”の衝撃的現実
「クロスビー」が“実質フルモデルチェンジ”で昨対比269.8%と大復活。コンパクトSUVの王者「ライズ」を脅かす存在に!?
「N-ONE」一部改良。販売店には6MTの「RS」と「特別仕様車」に問い合わせ集中…「やっぱりMT車は運転が楽しい」の声も
【やっぱり大人気】長らく買えなかったガソリン仕様「RX350」が受注再開。購入者からは「コスパ最強」の呼び声も
【コメント欄で激論】「500万超えは厳しい」「アルファード買ったほうがいい」…「オデッセイ」一部改良に関する記事が話題
【新車が高い問題】北米でじわりと広がるセダン回帰。日産「セントラ」が示す“手頃さ”というもうひとつの選択肢
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!