iQプロトタイプに試乗! 吉田匠の超速インプレ!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:トヨタ自動車
では、走りの性能とその質感はどうか。まずはフラットなコース上に並べられたパイロンのあいだを縫って走ったり、バックで車庫入れしたりするセクションで乗った。そこではドイツのメーカーの某競合車に乗ったあとにiQを走らせる設定だが、競合車からiQに乗り移ってドアを締めた途端、それが閉じるときにボディが受ける衝撃が競合車より大きいのを感じた。iQのドアのサイズが大きいこともその一因だろうと思うが、Bピラー周辺のボディの剛性の取り方にも、ドイツの競合車と違いがあるのかもしれない。
ところが、その低速コースを走り出すと、ほとんどすべての点でドイツの競合車より挙動がナチュラルで、走りやすい。1リッター3気筒エンジンとCVTで前輪を駆動するパワートレーンはスムーズな発進をもたらし、ギクシャクすることなく超低速で走ることができる上に、とにかく小回りが利くのが素晴らしい。最小回転半径3.9mという、かつての軽自動車並みの数値は断じてオーバーなものではなく、ボディサイズは一回り小さいのに意外と回転半径の大きい競合車から乗り換えると、パイロンの隙間を縫う走りや車庫入れが実にイージーにできる。ノーズの角の見切りに自信が持てないときでも、iQはパイロンの内側を見事に回っていく。この取り回しはデパートやファミレス駐車場のチャンピオンに違いない。
一方、手応えの軽い電動パワーステアリングは、車庫入れのイージーさを強調するが、ある程度以上の舵角を与えると一気に切れ込むような傾向を示すのがちょっと気になった。エンジニアの説明では、キャスター角を大きく採った前輪ジオメトリーのためらしい。
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