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iQプロトタイプに試乗! 吉田匠の超速インプレ!

こんなiQが欲しい、吉田 匠からの提案

続いては適度なアップダウンとカーブで構成された高速周回路を走った。900kgを切るとされる車重を1リッター3気筒エンジンとCVTで走らせる動力性能は、まずまずといった印象。比較的長い直線の最後ではメーターは130km/hを超えるし、メーター100km/hのエンジン回転数は平坦路なら2000rpmプラスにすぎないから、高速道路でのクルージングも難なくこなしてくれるはずだ。その一方で、“ここ一発”のパンチがないのも事実だが。

2000mmという短いホイールベースとそのボディ形状から、高速での直進性不足が懸念されるが、明確な横風を浴びない限り、iQは100km/hを超える速度域でも不満を感じさせずに真っ直ぐ走っていく。ではコーナリングはというと、短いホイールベースに対して相対的に広いトレッドが踏ん張りを効かせるから、高速コーナーでも安定した姿勢をキープ、スロットルを踏んでいる限り適度なアンダーステアを維持してコーナーを抜けていく。

ならば、ワインディングロードでのiQのドライビングはかなり愉しいかというと、必ずしもそうではない。ステアリングの手応えが妙に軽く、路面からのインフォメーションが希薄であるため、コーナリングを積極的にエンジョイする気分になりにくいのだ。伝え聞くところでは、1.4リッター4気筒ターボディーゼル+6段MTを搭載するヨーロッパ輸出用iQは、パワーユニットの重量が1リッターガソリンより60kg重く、したがって前輪荷重が増えるのに加えて、タイヤも175/65R15と同サイズながらエコ系ではない通常のタイプを装着するため、ステアフィールは1リッター国内モデルよりずっと明確であるらしい。

そこで僕からの提案。ガソリンエンジンを1.3リッター4気筒に拡大して、6段か7段のマニュアルモードを加えたCVTと組み合わせ、パンチのあるパフォーマンスと不足のない前輪荷重を確保、さらに燃費は多少犠牲にしてもエコ系でないタイヤを装着して充分なステアフィールを手に入れたモデルを、国内用に追加して欲しい。そんなiQがリーズナブルなプライスで発売されたら、僕は1台買いますよ、中嶋裕樹チーフエンジニア!

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