最速キャデラック試乗 ニュル発のモンスター
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
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では、CTSの3文字に続く「V」は何を意味するのか。それは2008年、ニュルブルクリンク北コースで量産セダンとしては最速の7分59秒32のラップタイムをマークしたCTSセダンの最高性能モデルの名が、CTS-Vであることに由来する。カタログにも「V」の説明は見当たらないが、Victory=勝利のVから来ているのではないかと想像できる。
CTS-Vクーペはいうまでもなく、ニュルブルクリンク最速の量産セダンたるCTS-Vのクーペバージョンだから、そのボンネットの下に収まるのは排気量6.2リッターのV8で、スーパーチャージャーの過給によって564ps/6100rpmのパワーと76.1kgm/3800rpmのトルクを叩き出す。実はこれ、647psと83.5kgmの怪力を誇るシボレー・コルベットZR1ユニットのデチューン版で、シリンダーヘッドのバルブメカニズムは、アメリカンV8の伝統にのっとって古典的なプッシュロッドのOHVを採用している。
本国仕様にはMTも存在するが、日本に導入されるのは6段AT仕様のみで、車重は1940kg。公表されている本国仕様の動力性能はMTもATも変わらぬもので、0-97km/h(時速60マイル)加速3.9秒、最高速275km/hとされている。加速においてもトップスピードにおいても、メルセデスのC63AMGやE63AMGを軽く凌ぐ速さ、というわけだ。もっともメルセデスのセダン系は、最高速をリミッターで250km/hに抑え込んでいるが。
プライスはCTS-Vセダンが872万円、装備豊富な同プレミアムが957万円、CTS-Vクーペが899万円、同プレミアムが984万円。ちなみに試乗車はクーペプレミアムだった。
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