ドイツの新戦略、48VマイルドHVで走るメルセデスS450の高い完成度
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:望月 浩彦 1
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ではなぜこれまでストロング・ハイブリッドをもラインナップしてきたメルセデスが、これより電気的な出力特性に劣るマイルドハイブリッドを新たに開発したのか?
よりコンパクトなエンジンを求めて20年以上も前にストレート6と決別した彼らが、今度はV型6気筒を捨てて再び復活させた理由。そのひとつは直列4気筒エンジンと同じラインで直列6気筒ユニットを作ることが可能となるからである。生産ラインや部品点数の効率化でコストが抑えられるだけでなく、CO2削減的な観点から見ても環境性能に貢献しているはず。
そしてもうひとつは、環境性能への直接的な効用である。直列エンジンはエンジンの吸気側(コールドサイド)と排気側(ホットサイド)を完全に分離することができ、年々肥大化する補器類、特に排ガス浄化を担う三元触媒の容量を大容量化できるのだ。クルマのボディや車幅が年々大きくなって行くのに対して、エンジンルームは著しく拡大してはいない。となると、Vバンクの間にタービンを2つ配置する隙間にさらに大きな触媒を置くよりは、直列エンジンの片側(即ちホットサイド)に触媒を置く方が、メリットは多そうである。
ちなみに直列6気筒となったそのエンジン全長は、V型6気筒に対してやや長いものの(その数値は公表されていない)、触媒以外にカムシャフトなどの部品点数も少なくすることが可能となり、全長も含めてかなりコンパクトに仕上がったという。もともとクラッシャブルゾーンを確保するという時代の要求から切り捨てられた直列6気筒だが、現在ではレーダーやカメラ技術も発達し、ボディ自体も大きくなったため、メルセデスは復活を決めたのだろう。内燃機関には、まだまだ未来があるという結論なのだ。
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