雪上裏ハイテク試乗会で 隠れたホンダイズム体感
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:本田技研工業株式会社
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さてお次はSH-AWD。そう最高級セダン、レジェンドにしかついてないホンダならではのハイテク・フルタイム4WDシステムだが、最初から言わせてもらうとこの4WDに対して小沢は懐疑的である。
SH-AWDは「Super Handling All-Wheel-Drive」の略で要するに“ハンドリングが楽しくなる4WD”ということである。キモはシンプルで、特殊なリアデフにより、リアタイヤをフロントタイヤより最大5%増速させてリアのスライドを楽しむこと。なんちゅーか、4WDでありながら“FR気分”が味わえるのである。
もちろん、FFやFFベースの4WDにありがちなアンダーステア、つまりステアリングを切っても曲がらないような現象は起きないし、特殊なリアデフによりリアタイヤの左右トルク配分を最適化することもできる。だが、増速最大5%ということで、カウンターステアが必要になるほどのテールスライドは起きないし、正直刺激は少ない。
論より証拠、雪道でレジェンドに乗ってみた。ステージはドデカい定常円旋回路。俺は時速80キロの高速でグルグル走り始めたのだが、確かに安心安心、4WD特有の安定感でグイグイ曲がる。おまけに調子よくアクセルを踏んでいくとリアからスライドしていく。おお、素晴らしいではないか!
しかも今回は特別にリアの増速度を増した仕様も用意されていて、実際、リアの滑り出しは普通よりも早かった。
でもね。やっぱFRに比べるとどれも物足りないのよ。ステアリングフィールは希薄だし、アクセルをドカンと踏んでもリアがガバッと滑らない。もちろんその分、安全なわけだけど、他に良質なFRセダンを知り、FRの楽しさを十分知ってる今、あえてこれを選ぶ意味はあるんだろうか? ってな感じ。
そもそも雪道に持ってこないと効果が分かりづらいFR気分なFFベースの4WD車ってどうなんだろ。確かにFFを極めたいホンダならではの意欲作であるのはわかる。が、おそらくこの機能だけでも数10万円は高くなってるはず。ちょっとなぁ…と思ったのも本当でありました。
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