レクサス顔でクギづけ! 次期「カムリ」の日本発売はどうなる? 唯一の望みは“アコード方式
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 26
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー/写真:トヨタ自動車 26
トヨタは2023年11月、新型「カムリ」を世界初公開しました。
<写真:カムリ(北米仕様)>
1980年にセリカのセダン版として登場した初代から数えて9代目にあたる新型では、ガソリン車の設定がなくなりHEV専用車となったのが大きなトピックです。
パワートレインには、2.5リットルの4気筒エンジンとモーターを組み合わせた第5世代のトヨタ・ハイブリッド・システム(THS)が採用されています。
これは「クラウン(クロスオーバー)」や「レクサス NX」などに搭載されているものと基本的に同じですが、セダンへの採用は新型カムリが初となります。
<写真:クラウン クロスオーバー>
<写真:レクサス NX>
また、エクステリアデザインは、特徴的な「ハンマーヘッド」のフロントマスクをはじめ、LEDによるシャープなヘッドライトやデイタイムランニングライト、そしてテールライトなどによって、さらにスポーティかつ洗練されたものとなっています。
インテリアを見ると、「オープンスタイルコックピット」と呼ばれる開放的な運転席が印象的です。
上級グレードには12.3インチの大型ディスプレイが標準装備となるほか、最新の先進安全運転支援システムである「トヨタセーフティセンス 3.0」や多種多様なコネクテッドサービス、デジタルキーなどの、先進的な機能が数多く搭載されていることも魅力です。
グレードは、現行型のカムリと同様、通常グレードとスポーティグレードの2本立てで構成されています。
それぞれにベースグレードと上級グレードが用意される予定です。
新型カムリの価格は明らかとなっていませんが、2024年春にも現地で発売されることがアナウンスされています。
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北米で圧倒的な人気を誇るカムリだけに、新型の登場に現地のユーザーは大きく湧いているようです。
その一方で、日本におけるカムリは、現行型の生産を2023年12月にも終了することが確実となっています。
現時点では新型カムリの導入についても明言はされておらず、今後については不透明な状態となっています。
<写真:カムリ(北米仕様)>
<写真:カムリ(北米仕様)>
ただ、さまざまな情報を総合すると、新型カムリが日本で販売される可能性は限りなく低そうです。
たとえば、新型カムリの設計やデザインはすべてアメリカ主導で行われており、北米のユーザーのニーズを最大限反映させたものとなっています。
さらに言えば、新型カムリの生産は全量がアメリカ・ケンタッキー州にあるトヨタ・モーター・マニュファクチュアリング・ケンタッキー(TMMK)で行われ、日本を含むそれ以外の場所では生産されない見込みです。
つまり、新型カムリは事実上「アメリカのクルマ」と言えるものとなっています。アメリカで生産された北米仕様のクルマを日本で販売するのは、法規制やコストの面から容易ではありません。
また、日本はそもそもセダン需要が低迷しており、数少ない上級セダンのニーズはクラウン セダンなどに集約されるものと考えられます。そう考えると、新型カムリが日本導入される可能性は皆無と言わざるを得ません。
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もし、新型カムリが日本へと導入されるわずかな可能性があるとすれば、それは「アコード方式」かもしれません。
現行型までのカムリは、北米のみならず東南アジアや中国でも大きな人気を誇ってきました。
特に、タイでは最上級セダンとして高いブランド力を誇っており、左側通行のタイに合わせた右ハンドル仕様のカムリが現地生産されてきました。
仮に、新型カムリの右ハンドル仕様が生産されるとすれば、それは日本国内向けというよりは、おもにタイがターゲットになると考えられます。
そして、それを日本国内へと輸入して販売するというのが、新型カムリが日本で正規販売されるほとんど唯一の可能性と言えます。
これは、まさにホンダから2024年春にも発売される予定のアコードと同じ方式です。
<写真:新型アコード>
新型カムリがアメリカ主導で開発されているとは言え、長らくトヨタの世界戦略車として屋台骨を支えてきたカムリがグローバル市場を無視するとは考えにくく、将来的には北米以外の市場へと導入される可能性は十分あります。
その筆頭である東南アジア市場で一定の販売台数が見込めれば、右ハンドル仕様の生産が行われることになるかもしれません。
そうなると「アコード方式」での日本導入が現実味を帯びてきます。
ただ、乗り越えなければならないハードルが多いことを考えると、やはり新型カムリが日本市場へと導入される可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。
そのため、現時点で新型カムリを検討しているユーザーは、クラウン セダンなどへとシフトするのがベターと言えそうです。
<写真:クラウン セダン>
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<終わり>
<写真:トヨタ、ホンダ>
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