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新型「ポルシェ マカン」発表。タイカンも驚く上下2段の4灯ライトほかデザインの完成度に注目

タイカンとも違う2段構えの4灯式ライト群

マカン4とマカン ターボのボディサイズは全長4784×全幅1938×全高1622mm、ホイールベース2893mmと発表されている。長さが58mm、ホイールベースは86mmも延長されクーペ風のルーフが強調されたデザインはフロント部分が特に大きく変わった。

4ポイントのデイドライビングライトはフェンダーに組み込まれ、4灯式角型ヘッドライトはその下のエアインテーク風の上部に位置している。つまりデイライトとヘッドライトが分離され、クラムシェル型のボンネットが廃止されたのだ。

さらに2021年のフェイスリフトの際に911やカイエンと統一を図るために強引に導入された、フロント一杯に広がる取って付けたような武骨な巨大なプラスチックアプリケーションが廃止され、ボディ同色のスカートが左右両側に下りてきている。

>>マカン(現行型)の公式画像をチェックする
>>911の公式画像をチェックする
>>カイエンの公式画像をチェックする

その結果フロントから見たスタイルは全体的に固まり感が戻って来た。プラットフォームは「タイカン」や「アウディeトロン GT」と共通のPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)で、サイドウインドウはフレームレスだ。

明確なエッジで縁取られたリアエンドにはボディ幅一杯にリアコンビネーションライトが伸びており、ライトの下にはPORSCHEのロゴが並び、さらにその下のリアゲート中央にはマカン4あるいはマカン ターボのエンブレムが読み取れる。

トランク容量はリアシートのバックレストを立てた状態で最大540リッター、倒すと1348リッターのカーゴルームが誕生する。さらにフロントのボンネットの下には84リッターのスペースも用意されている。

4輪操舵ほかハイテク装備も満載

インテリアも一新されているが、床下にバッテリーが配置されているにもかかわらずエンジン搭載マカンよりもフロントシートは28mm、リアシートは15mmもヒップポイントが低くなっている。

ダッシュボードに並ぶ3面の情報ソースは、まずドライバー正面に12.6インチのカーブド・コックピット・インストルメント、ダッシュボード中央に10.9インチのタッチパネル、そして助手席正面には同じく10.9インチのタッチパネルが追加されている。

プレスキットでは最新のOSとあるが、恐らくVWグループ共通のソフトウェアプラットフォーム(ソフトウエア専門子会社のCARIADが開発するVWの新世代OS)のバージョンE3 1.2と思われる。さらに新型マカンシリーズにはARナビゲーションもオプションで用意される。このシステムではドライバーの視線10m先に87インチ相当の画面が投影されるのだ。

シャーシ関連で新しいのは4輪操舵で、舵角は最大5度、ハイスピードでのレーンチェンジなどでは同位相でスタビリティを、そして30km/h以下の市街地走行では11.1mの最大回転直系が可能となる。サスペンションではマカン4が金属スプリング、ターボは2チャンバーのエアサスが標準となる。

新型電動マカンのドイツでの価格は19%の付加価値税込みでマカン4が8万3993ユーロ(約1350万円)、マカン ターボは11万4576ユーロ(約1850万円)と発表されている。なお1月末時点では日本での発売時期や価格などの発表は行われていない。

<終わり>

>>マカンのEVモデルが登場まで秒読み! スペックやプロトタイプの走りを速報
>>ポルシェ、新型マカンを1月25日に発表。EV化によりデザインはどう変わる?

>>マカン(現行型)ってどんなクルマ? 公式画像やカタログ情報はこちら
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