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【真相】なぜ日産は経営危機に瀕しているのか? 有識者が指摘する「米中不振」を招いた本当の病巣

日産の歴史は社内派閥闘争の歴史

一方、前出の業界関係者は「『不振の種子』は、はるか以前から日産を巣くっていた」としたうえで、次のように続けます。

「日産の歴史は、社内派閥闘争の歴史といっても過言ではありません。

日産の創業者は鮎川義介氏ですが、トヨタにおける豊田家やホンダにおける本田宗一郎氏と比べ、歴史的にその存在感は決して強くはありません。というのも、鮎川氏は社名に自身の名を冠することもせず、さらには後継者に身内を据えるようなこともしなかったためです。

そうした方針は、実力次第で誰しもがトップになれるという公平性を生んだ一方で、社内政治が重視される社風を形成することになります。その結果、1950年代には大規模な労働争議が巻き起こったり、経営層をもしのぐ権力を持つ労働組合を生んだりしました。

ただ、当時の日産は飛ぶ鳥を落とす勢いであり、その後北米への輸出がはじまると、さらに業績を伸ばしていったのも事実です。

1980年代になると、当時の石原俊社長のもとで海外への拡大戦略を加速させていきます。

しかし、1985年の『プラザ合意』によって半ば強制的に円高となったことは、輸出比率を高めていた日産にとって強い逆風となります。にもかかわらず、その後空前のバブル景気が訪れたことで、日産の経営における構造的な問題は、包み隠されてしまいました。

そして、1990年代に入りバブルが崩壊したことでそうした問題が浮き彫りになり、日産は経営危機を迎えてしまったわけです」

(次のページに続く)

◎あわせて読みたい:
>>【これで日産は復活する】SUV版ノート、オフロードギア風セレナ、3番目の小型トールワゴン…売れそうなクルマを考えてみた

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みんなのコメント

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  • 2025/6/30 09:42

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    日産の内部事情に詳しい国沢さん情報だけど。
    日産の副社長だった星野朝子が諸悪の根源らしい。
    車の事なにも知らないオバハンなのに、日本政府の圧力で女を副社長に就任させたんだろう。
    日産のエンジニアがストロングハイブリッド開発していたのに、星野朝子が止めさせe-POWERだけにしたんだ。
    女を持ち上げる政府やマスコミ。いい加減にしろよ。国力が落ちるだけだ。
  • 2025/6/30 11:10

    違反報告

    「毎日神に祈ればそのうちクルマ売れるようになるぞよ」の
    同志社大学神学部卒の三億円報酬内田元社長と、

    「やっぱりホテルのお客様送迎はアルファードじゃなきゃ、オホホ」の
    星野リゾート出身の元副社長オバサン


    がA級戦犯って事で良いですか?



  • 2025/6/30 10:52

    違反報告

    最大の理由は動きが遅いこととお客様無視。
    昔から社内の争いのせいで動きが遅く、お客様より社内権力者の声を優先して間違った方に突き進んできた。

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