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【本当に黒船?】BYD「ラッコ」に立ちはだかる課題と懸念。予想価格200万円強で、国産車を凌駕する存在になれるのか

品質・安全面への懸念も根強い

「ラッコ」が日本市場で受け入れられるには、日本の高い品質基準をクリアし、日本の厳しい気候条件に対応できる高い実用性が求められます。この点において、「ラッコ」には大きく2つの懸念が残ります。

1つは、車両全体の品質と耐久性に対する懸念です。中国メーカーの自動車は近年急速に品質が向上しているとはいえ、日本のユーザーが長年国産車に対して抱いてきた「高水準の均一な品質」と「細部にわたる配慮」を、BYDが初めての軽自動車で実現できるかには疑問が残ります。

日本の道路環境やユーザーの使用頻度に合わせた耐久性へのデータは、国産メーカーと比べ圧倒的に不足しており、長期間の使用における信頼性の検証が必要です。

2つ目は、日本の安全基準および設計思想への懸念です。軽自動車は衝突安全性を確保しつつ、極めてタイトな寸法で設計されています。

「ラッコ」は日本専用設計とされていますが、国産メーカーが長年積み重ねてきた安全技術や、万が一の際の乗員保護性能について、日本の消費者が納得できるレベルにあるかどうかが注目されます。

さらに、日本の気候条件、特に寒冷地における性能についても未知数です。軽BEVはバッテリー容量の制約から、冬場の低温環境下ではバッテリー性能が低下し、暖房の使用によって実質的な航続距離が短縮されるという問題に直面します。

BYDのブレードバッテリーが、日本の厳冬期においてどの程度の性能を維持できるか、具体的な実証データはまだ少なく、この点もユーザーにとっては懸念材料になります。

(次のページに続く)

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