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コンチネンタルGT V8 走りはポルシェに匹敵

VW傘下でベントレーの役割

ベントレーが採用したV型8気筒エンジンは、アウディが開発した実にユニークなエンジンであるが、そのユニークさを説明する前に、アウディとベントレーの関係に触れておきたい。

90年代後半にVWのピエヒ会長は英国の超高級車ブランドであるロールス・ロイスとベントレーを巡ってBMWと壮絶な買収競争を仕掛けていた。結果はVWがベントレーを、BMWがロールス・ロイスを傘下に収めることになった。そこでベントレーに技術支援するために、アウディのトップであったDr.フランツ・ヨーゼフ・ペフゲンをベントレーのトップに据えたのである。2003年にル・マンで優勝したマシンはアウディのR8を改良したものであったし、グループの総力を挙げてベントレー成功のシナリオを作り上げたのだ。

そして今回、エコとパワーを両立させるためにアウディが総力を挙げて開発した4リッターV型8気筒ターボがコンチネンタルGTに移植されることになった。アウディS8などと同じこのエンジンは、90度バンク内に排気システムとターボをコンパクトにまとめている。最近ではBMWのM5/6のV8ターボも同じようなバンク内排気システムを持っているが、アウディはさらに気筒休止システムも実用化している。その結果、ベントレーコンチネンタルGTのV8エンジンは、燃費では従来比でマイナス40%を達成したのである。

環境を意識したとはいえ4リッターV8ターボのパフォーマンスはW型12気筒に肉薄する。パワー&トルクは「507ps+660Nm」を発生。マイナーチェンジした6リッターW型12気筒は「575ps+700Nm」を絞り出すからV8との差別化も完璧だ。しかもベントレーシリーズの最高峰にあるミュルザンヌは6.75リッターOHVのV8ターボで1020Nmを発生する。トルクで高級車の走り味を演じているのだ。

一方、ギアボックスはZF製の8速トルコンATを組み合わせるので、W型12気筒よりも多段化が進んでいる。このギアボックスも燃費とパフォーマンス向上に一役買っているのだ。

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