価格、デザイン、走り、乗り心地…「CX-60」オーナーが「CX-80」に乗って嫉妬したワケ
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏/写真:篠原 晃一、マツダ 42
掲載 更新 carview! 文:工藤 貴宏/写真:篠原 晃一、マツダ 42
いっぽうで最高価格となるのは「Premium Sports」や「Premium Modern」のPHEVモデルで712万2500円。これまでのマツダ量産車最高価格でもあり、CX-80の価格帯を“上の方向”へかなり広げている印象は否めない。
ただしCX-60も売れ筋はプラグインハイブリッドではなくディーゼルエンジン系なので、主力パワートレインを積んだグレードがアンダー400万円から600万円強の間でいくつも用意されていると考えれば、声高に「高い」という価格帯でもない気がする。
少し見方を変えてみよう。
モーターなしディーゼルエンジンとしてトップのグレードとなる「XD Exclusive Mode」(507万1000円~)以上のインテリアの作り込みは素晴らしく、初めて見た人はその上質感に驚くだろうし、同様の仕立てとなるCX-60を自身の愛車としている筆者だって乗るたびに満足感を実感できる。
それはお世辞抜きに国内外のプレミアムブランドと比べても同等かそれ以上のクオリティ。CX-60オーナーとしては、そのインテリアだけでも満足感を感じられるもの。
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何を隠そう(というか誰も隠してないけど……)そんなインテリアの上質感もCX-60に続きCX-80の大きな美点だが、その上級感だけで輸入車で言えば1000万円級の仕上がりとすら思える。
はっきり言おう。中級グレード以上であれば、インテリアの満足感でいえばCX-80の価格は、ライバルよりも割安感を感じられる。CX-60もそうだが、インテリアに惚れたらそれだけで買っても後悔しないクルマだと断言できる。
参考までに価格帯は、ざっくりCX-60に対して40~50万円(6人乗りの上級タイプはさらにプラス20万円)ほど、「CX-8」のディーゼルエンジン搭載車と比べる40万円ほどのアップという印象だ。ただしCX-8と比較した場合、先進安全機能など標準装備の充実まで鑑みるとその差は20万円くらいまで狭まる……と一部では言われているとかいないとか。
(次ページに続く)
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