スズキ クロスビーは間違いなく売れる。が、車名はビッグハスラーがよかった!?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸 1
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なによりクロスビーが凄いのは内外装デザインだろう。ハスラー譲りのキュートな丸目ヘッドライトを持ちつつ、サイドパネルのマッチョ感はハスラー以上で、インテリアもユニーク。カラーパネルを使いつつ、スクエアでボクシーなディテールを全体に配置して、エアコン操作パネルといい、センターのナビモニターといい、機能的でありながらもポップでファンキー。ハスラーの世界観を見事にブラッシュアップさせていて、確かに「ハスラーであってハスラーでない、事実上のプレミアムハスラー」がクロスビーの姿なのだ。
とはいえ小沢的には、このクルマを“ビッグハスラー”あるいは“ハスラー2”と名付けなかったのは失敗だと思っている。なぜならワゴンRワイドは、確かに軽の拡大版としてチープさを思い起こさせるかもしれないが、“ビッグハスラー”は、ワイルド&ポップなハスラーの世界観の延長線上にいるからだ。ハスラーという言葉の中には、あまり安っぽいイメージはない。そのキュートかつ無骨な世界を素直に受け継いだ方がよかったんではあるまいかと。あるいは“ハスラープレミアム”にするとか。とにかく今までにない老若男女にウケるキュートさと、サイズを裏切る使い勝手や走りを持つクロスビー。これまた売れる! と思ったのは小沢だけじゃないと思うんですけどね。
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