日本カー・オブ・ザ・イヤーでは“圏外”だったけど…今の時代を象徴する、見どころの多いクルマ5選
掲載 carview! 文:山本 晋也 23
掲載 carview! 文:山本 晋也 23
さて、2024-2025のイヤーカーとなるフリードを生み出したホンダからは、伝統的モデルである「アコード」もノミネートされていました。
グローバルサイズの堂々としたボディをもつオーソドックスな4ドアサルーンを、2.0Lハイブリッドで走らせるメカニズム自体に目新しさはなく、10ベストに残れなかったのは順当である……という見方もあるでしょうが、アコードには注目すべき機能が搭載されています。
それが「Googleビルトイン」です。国内向けのホンダ車として初めて搭載された同機能は、Googleマップなどのアプリをネイティブに利用できるだけでなく、Googleアシスタントによって様々な音声操作が可能になっています。
たとえばシートヒーターのオン・オフもGoogleアシスタントによって操作できるほどで、2020年代におけるクルマとのパートナー感を高めるモデルとして、注目すべきではないでしょうか。
◎あわせて読みたい:
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2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤーでは10ベストに選ばれた「フロンクス」のほか、巷で高評価の「スイフト」もローンチするなど勢いのある高いスズキですが、スーパーハイト軽自動車「スペーシア」シリーズもノミネートされていました。
このクラスではホンダ「N-BOX」という絶対王者が君臨しているのですが、2024年5月には単月の統計データながらN-BOXを超えたこともあるほどトップに肉薄しているのが、スペーシアです。
そのストロングポイントは、軽量ボディ&マイルドハイブリッドによる経済性の高さもありますが、ユーザーへの提案としては後席に採用された「マルチユースフラップ」が一番の注目でしょう。
荷物を固定するモード、実質的に座面を伸ばして乗員の体型にアジャストするという2つのモードは運転中に役立ちます。フラップを目一杯伸ばしたオットマンモードは駐車時に脚を伸ばして休めるもので、軽自動車とは思えない快適な休憩空間を生み出してくれます。
車格としては真逆ですが、冒頭で紹介したLMのような高級ミニバンが出てきた影響で、軽自動車のスペーシアでもオットマンモードが利用できようになってきたことは、ホテルや飛行機のビジネスクラスのような快適さを追求する高級ミニバン的な価値観の大衆化が始まっていると見ることもできそうです。
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