アコードがマイナーチェンジ。モーターを主役とした最新のHVシステムを搭載
掲載 更新 carview! 写真:ホンダ技研工業、編集部
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ホンダは5月26日、上級セダン「アコード」のマイナーチェンジモデルを発売した。今回の改良では内外装のブラッシュアップはもちろん、ハイブリッドシステムを刷新するとともに「スポーツモード」や「減速セレクター」を新採用し、環境性能と走りの楽しさに磨きをかけている。
また、先進の安全パッケージ「ホンダ センシング」を全車に標準装備するほか、信号情報を活用した運転支援システムも採用した。価格は標準グレードの「HYBRID LX」が385万円、上級グレードの「HYBRID EX」が410万円。
新型アコードが搭載するスポーツハイブリッドi-MMDは、2L直4アトキンソンサイクルエンジンに走行用/発電用のモーターを備える最新の2モーター式ハイブリッドシステム。先のオデッセイHVと同じく、エンジンではなくモーターを主役とするシステムだ。
エンジンは最高出力145ps/最大トルク175Nm、モーターは同184ps/315Nmを発生。システム最高出力は、従来モデルから16ps向上の215psを発生する。
JC08モード燃費は、ホンダ初の排熱回収ヒーティングシステムを採用することにより低温時の燃費を改善し、「LX」では1.6km/L向上の31.6km/Lとなる(「EX」は従来と同じ30.0km/L)。
また、モーターやリチウムイオンバッテリーなどは性能向上とともに小型軽量化され、バッテリーユニットを積む荷室は、従来モデルの容量398L/奥行き743mmから424L/830mmへと拡大されている。
外装はフロントマスクの刷新がメイン。独特な表情を生みだすインラインタイプのLEDヘッドライトを採用したほか、ポジションランプやフォグランプもLED化された。また、ダイナミックダンパーの追加やボンネットフード裏などの吸音材追加、フロントドアガラスの合わせガラス化によって、静粛性も高められている。
内装は電動ギアセレクターの採用によって、高級感を増しながらスッキリとした印象に。ギアセレクターに並ぶ「SPORT」ボタンを押すと、アクセル操作に対する応答性や加速力を高める「スポーツモード」を選択することができる。
ステアリング裏に備わる「減速セレクター」は、いわゆるパドルシフトとは異なり、アクセルオフ時の回生ブレーキの強さを4段階で変更できるもの。そのほか、Apple CarPlayに対応したインフォテイメントシステムや、エンジンスタートボタン付きのスマートキーが採用された。
今回から「ホンダ センシング」が標準となり、衝突被害軽減ブレーキや渋滞追従機能付きACC、レーンキープアシスト、誤発進抑制機能、パーキングセンサーなどが全車に備わる。
さらに高度化光ビーコンの信号情報を活用し、よりスムーズかつ燃費向上につながる運転支援システムも採用。具体的には、信号の変化を先読みした「信号通過」&「赤信号減速」、「発進遅れ防止」などをドライバーに音と表示で知らせる。
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