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プジョーの新ディーゼルを積んだ308に試乗。1.6Lと2.0Lの味は?

プジョーの新ディーゼルを積んだ308に試乗。1.6Lと2.0Lの味は?

308 SW アリュール BlueHDi

スポーツモードの勇ましさに苦笑

エンジンの印象がいいのは、トランスミッションの内助の功があってこそ。EATと呼ばれる6段ATは、アイシン・エィ・ダブリュ製。変速ショックはすこぶる小さく、加速が欲しい時のキックダウンは素早い。

ちなみにEATとは「Efficient Automatic Transmission」の略で、つまり効率を上げるために開発されたトランスミッションということ。気持ちのいいドライブフィールだけでなく、21.0km/Lという優れたJC08モード燃費にも寄与しているはずだ。

スイッチを押してスポーツモードに入れた時の、後席に座っていた編集スタッフの反応がおもしろかった。「わっ!」と驚いたのだ。スポーツモードに入れるとエンジンのレスポンスが鋭くなるのに加えて、そこまでやるのかと苦笑してしまったほど、排気音が勇ましくなるのだ。けれどもスポーツモードに、このディーゼルエンジンに対するプジョーの考え方が表れている。ただ燃費がいいだけでなく、運転を楽しむためのエンジンだと考えているのだ。

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