BMW i が加速、デンキにも駆け抜ける歓びを
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
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なぜ、BMWはいまごろ“デンキ”なのだろうか。すでに、日本では電気自動車(EV)が実用化されている。それだけに、声高らかに「BMW i BORN ELECTRIC」とアピールされてもスッキリとは飲み込めない人がいそうだ。レポーター自身も、後で解説する背景を知らなかったら同じ思いでいたはずだ。
しかも、BMWはデンキの基礎研究を続けていても本気で市販することなどは考えてもいなかっただろう。それこそ、1972年に開催されたミュンヘンオリンピックではマラソンの先導車として3シリーズの先祖である「1602」をベースにしたEVを提供。つまり、少なく見積もっても40年以上の実績があるわけだ。1991年には、EV専用として開発した「E1」も発表している。だが、実用化されることはなかった。
それどころか、2000年に水素エンジンを搭載した「750hL」を発表したのを機にBMWがドイツ博物館と共催でクリーンエネルギー展を開催したときには、オープニングのスピーチに続いて報道関係者からの質問に応じた当時の開発担当役員であるブルクハルト・ゲッシェル博士が下記のように答えている。
経済誌記者からの質問は「他のメーカーは燃料電池・電気自動車の開発を進めているのに、BMWはそうせず水素エンジン自動車を投入しようとしているのはどうしてなのか」といった内容だった。それに対して「モーターで走るようなクルマはBMWじゃない」と解答。レポーターもその場にいたので、ゲッシェル博士の歯切れのいい答えに好感を抱いたことをよく覚えている。
おそらく、現在でもBMWの製品企画や開発にかかわる人々の考え方は基本的にはゲッシェル博士と変わらないハズだ。そこには「BMWは未来に向けてもエンジンで走る」という大前提がある。ただ、そうとばかりはいっていられなくなってきたことも事実だ。
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