スズキ「クロスビー」次期型が出ないかもしれない理由と、代わりに発売されるモデルとは?
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 72
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しかし、ある業界関係者は次のように話します。
「端的に言えば、クロスビーの販売台数は決して順調とは言えません。
ここ数年の新車販売台数ランキングを見ると、クロスビーは登録車全体のおおむね40位前後で推移していますが、これは「スイフト」や「ソリオ」、あるいは「ジムニーシエラ」よりも低い順位です。
そのうえ、クロスビーは国内専用モデルです。
海外での需要が見込めないなか、頼みの綱の国内でも販売台数が伸びないのであれば、あえてフルモデルチェンジをしないという選択肢も現実味を帯びてきます」
また、スズキの今後の戦略も、クロスビーの未来に影を落としていると言います。
前出の業界関係者は次のように話します。
「スズキは、新型コンパクトSUVのフロンクスを、2024年内にも日本に導入する見込みです。
>今週のJMSで発表? スズキがEVの小型SUV「フロンクス」を日本で発売する可能性!
フロンクスはインドで生産されているスズキのグローバルモデルですが、「トヨタ ライズ」/「ダイハツ ロッキー」、あるいは「ホンダ WR-V」に近いコンパクトなサイズ感ながら、上質な内外装と優れた機能装備を合わせ持っています。
クロスビーとはややコンセプトの異なるモデルですが、サイズや価格の近いコンパクトSUVが投入されると、クロスビーの販売台数はますます落ち込むと考えられます。
たしかに、クロスビーの持つポップな印象はフロンクスにはないものですが、ハスラーが安定した販売台数を記録しているなか、フルモデルチェンジをおこなってまでクロスビーを存続させるかどうかは疑問です」
現時点ではクロスビーの今後について、スズキから公式なアナウンスはありません。
しかし、現状を見る限りでは、現行モデルをもって販売終了となる可能性は決して低くはなさそうです。
【スズキ ソリオ】>【クルクル動かせる!】360ビューはこちら
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<終わり>
<写真:トヨタ、ホンダ、スズキ>
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