新型レガシィに試乗、変わったものと変わらないもの
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
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そして今度はあまり信号のない郊外路と、カーブの続くワインディングに入ってみる。速度があがってくると、やはり左右に身体が沈み込む感覚が少しはあるものの、基本的にはとても快適。対向車とのすれ違いがギリギリのような道でも、視界がいいせいかストレスはなく、これなら市街地でもそれほど苦労することはなさそうだ。
今回は何もラゲッジに積むものがなかったが、横幅と奥行きがしっかりあるフラットなフロアは、先代より約40L増えた559Lの大容量。床下のサブトランクもあり、後席が荷室側からのレバー操作で簡単に倒せてとても便利。アウトドアスポーツやキャンプ、買い物、ベビーカーなど子育て支援と、あらゆるシーンで大活躍するはずだ。
朝から夕方まで、景色を楽しみながらのドライブは終始穏やかに過ぎていった。欲を言えば、インパネのデザインが従来と代わり映えせずコンサバなところや、たまにはグッと昂揚感を煽るような走りが欲しいところなど、注文はあるにはある。けれども、またこのシートに戻ってきたくなるようなホッとする感覚、安心感。そういったものに満たされた気がしたのが、きっと新型レガシィが「ライフ・クオリティ・カー」だという証なのだろう。
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