早くも次期型スープラに動きあり ターボハイブリッドか、それともEVか。変わるスポーツカーの定義

トヨタ スープラ

新型スポーツカー投入は難しい判断状況ではあるが…

一方で、エリクセン氏は現実的な課題についても指摘しました。

「現状では、既存の主力モデルを維持するだけでも精一杯の状況です。関税や政治的な影響、そして電動化の波が複雑に絡み合う中で、新型スポーツカーを投入することは極めて難しい判断を伴います」

現行スープラは、2023年の米国市場においてわずか2615台の販売にとどまっており、こうした販売実績の低迷もモデルライフの判断に影響していると見られます。

さらに、兄弟車であるBMW「Z4」は現行型をもって生産終了となる可能性が噂されており、今後は共同開発の恩恵を受けられなくなる可能性もあります。

それでも、北米トヨタのグループ副社長であるデイブ・クリスト氏は、「仮に単独であっても、次期型スープラの開発を進める可能性はある」としており、スープラという名を継ぐモデルへの期待は、なお高まりを見せています。