【徹底解剖】2.0L幌ロードスター「12R」の今わかっていることまとめ。ハイパワー化で走りは安定志向に?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 28
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もうひとつ気になるのは、そのフィーリングでしょう。基本的に「ロードスター」は、人馬一体を基本としながらも、ひらりひらりという軽快感が特徴です。
ところが、パワーを上げていくほどに、その軽快感は挙動の不安定さというネガティブな方向に感じられるはず。そのため「12R」のセッティングは安定方向に振られるのは間違いありません。
2024年の「ロードスター」のマイナーチェンジでは、LSDが改良されて、コーナーの進入での安定感が向上しています。これは逆に言えば、曲がりにくくなっていることを意味しています。「12R」のセッティングは、マイナーチェンジでの安定感アップを、さらに推し進める方向性になると考えられるのです。
また、「東京オートサロン2025」では、展示車に、スポーツタイヤとスリットローター&パッド、強化ブッシュ&ショートタイプバンプストップ、4点式ハーネスが追加されていました。これらは、すべてサーキット走行を想定するような内容です。
つまり、「12R」はノーマルでストリートを対象にし、わずかなアフターパーツを追加することでサーキット走行に対応するというスタイルであることが推測できます。つまり、ストリートからサーキットまでを、これ1台でカバーするというのが「12R」の狙いでしょう。
ちなみに、パワフルなエンジンの「12R」をベースに、好みの仕様に、さらにカスタム度を高めるのも楽しいもの。素のままでも、イジっても楽しいクルマであることは間違いありません。
700万円代後半は、確かに高額となりますが、200台限定ということと、エンジン内部まで手が入っていることを考えれば、それほど割高ではないと個人的には思います。
最後に重要なのは、どんなに高性能化されようとも、「ロードスター」らしさとなる「人馬一体感」が消えてしまっては意味がありません。もちろんマツダの開発陣は、そのことを十分に理解しているはずです。
きっと、今年の冬の発売に向けてマツダの開発陣は、パワフルさと安定性、そして「人馬一体感」をどうバランスさせるかに苦心していることでしょう。マツダの開発陣が、ファンの要望を上まわるクルマを仕上げてくれることを信じて待ちましょう。
(終わり)
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