市販車ニュル最速タイムを記録した「ウラカン・ペルフォルマンテ」の実力
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ランボルギーニ・ジャパン
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一方のウラカン・ペルフォルマンテは5.2リッター自然吸気V10という、今や古典的といえるエンジンによる4WDで、パワートレーンに電気モーターは存在しない。エンジンは吸排気系に手を入れ、バルブリフト量を増やすと同時にバルブ自体をチタン製に変更、排気管の配置を変えるなどした結果、ウラカンクーペからパワーで30ps、トルクで40Nmの増強を達成し、640ps/8000rpmと600Nm/6500rpmを絞り出す。
車重は乾燥重量で1382kgと軽く、パワーウエイトレシオは2.16kg/psという値になる。ランボルギーニはペルフォルマンテを仕立てるにあたって4つの項目を攻めているが、エンジンのスープアップと並ぶ、2つ目の柱が軽量化だった。カーボンにレジンを混入したフォージドコンポジット材の採用などによって、40kgの減量を達成している。
それらの結果、ペルフォルマンテは7段DCTを介して0-100km/h加速2.9秒、0-200km/h加速8.9秒、最高速325km/h以上、というパフォーマンスを手に入れている。が、しかし、この動力性能の数値は、ポルシェ918スパイダーには及んでいない。つまりペルフォルマンテは、動力性能以外の部分で、918にラップタイムで5秒もの差を与えているわけだ。
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