トヨタ独走、メルセデス失速、日産沈む。“ブランドの価値ランキング”が暴く2025年の勢力バランス

トヨタ スープラ

総合ランキング1位はアップル。トヨタは6位

コンサルティング会社インターブランドは、毎年恒例となっているブランド価値の世界ランキング「ベスト・グローバル・ブランド2025」を発表しました。

テクノロジーや消費財など幅広い業界を対象にしたもので、世界の主要ブランドTOP100を対象としたランキングです。

今年も世界の“ブランドの価値”を金額で可視化した注目の調査となっています。

同ランキングは、ブランドの認知度や信頼性、市場環境への適応力といった要素をもとに、ブランドが企業にもたらす経済的価値を算出するものです。インターブランドは26年以上にわたりこの調査を実施しており、ブランド評価の分野では国際的な指標として広く認められています。

2025年版では、総合1位がアップル、2位にマイクロソフト、3位にアマゾンと、上位の顔ぶれは例年どおりとなりました。

自動車メーカーではトヨタが前年比2％増のブランド価値を記録し、今年も自動車ブランドの首位を維持しています。

総合ランキングで見ると、トヨタは推定ブランド価値742億ドル（約11兆2912億3660万円）で6位。アップルの4709億ドル（約71兆6787億4985万円）という圧倒的な数字には差をつけられているものの、自動車メーカーとしては依然として世界最上位のポジションを保っています。

一方、メルセデス・ベンツはブランド価値が15％減の501億ドル（7兆6260億4665万円）となり、順位を10位に下げました。高級車市場の競争激化が影響したと見られます。

#ブランド価値ランキング #トヨタ #日産 #インターブランド #EV戦略