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BMWの巨艦SUV「X7」ようやく登場。後発だけに充実した装備と完成度

後発だけにライバルを凌駕する完成度と装備

発売当初のラインアップは、ガソリンが3.0L直6ターボ(340ps/450Nm、0-100km/h加速=6.1秒)の40i、4.4L V8直噴ツインターボ(462ps/650Nm、0-100km/h加速=5.4秒)の50i。ディーゼルが3.0L直6(265ps/620Nm、0-100km/h加速=7.0秒)の30d、3.0L直6(400ps/760Nm、0-100km/h加速=5.4秒)のM50d。

BMW X7は最後に登場したハイエンド・フルサイズSUVだけあって、その完成度や装備の充実度はライバルを凌駕しており、ダイナミック性能を検証できる本格的な試乗が楽しみである。

X7はこれまでの Xシリーズのようにアメリカ、サウスカロライナ州のスパータンバーグ工場で生産され、来年の3月から世界市場に向けて出荷される。もちろんここから中国へも輸出されるわけだが、トランプ政権のおかげで中国向けでは高関税が掛けられるので、前途は多難である。

SUVブームはこの先まだまだ続き、X7のバリエーションとしてBMWは当然のことながらSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)の「X8」を、その対抗馬としてポルシェは長年温めていた「カイエンクーペ」を、ベントレーは「ベンテイガクーペ」をそれぞれ計画している。ただし発売は早くても2020年になりそうである。

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