ジープ レネゲードに試乗。ブランド初のコンパクトSUVは遊び心満載
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:篠原 晃一
来日していたデザイナーの話に耳を傾けると、アメリカ人の冒険心のスケールの大きさを思い知らされる。アウトドアでアクティビティを楽しみながらこのクルマのデザインを創造していったと言うが、中でもインテリアは日本では余り耳にしないようなエクストリーム系のスポーツのアイテムからヒントを得たものが採り入れられているという。
タコメーターのレッドゾーンはペイントボールゲームさながらに塗料を勢いよく吹き散らしたように描かれているし、ダッシュボードの上部に張り出したエアコンの吹出口はスキーなどで使うゴーグルのよう。現代のクルマとして必要な機能性を備えながら躍動感あふれるアクティブなデザインは、人生を楽しむ上でのボルテージを高めてくれそうだ。
また、ジープというクルマは昔から遊び心を忘れないクルマづくりが行われてきたが、レネゲードのボディのあちこちには隠れアイコンが仕込まれている。フロントガラスの端っこには1940年代のジープ・ウィリスの影が覗いていたりするし、給油口を開いたところに描かれたクモには「CIAO! BABY」とイタリア語で台詞が綴られている。フィアット(伊)とクライスラー(米)が統合した大人の事情をチラつかせるあたりも「ナルホドね~」といった具合なのである。
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