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新5シリーズ国内試乗 ハイテク満載の実力

マイクロ・ハイブリッドと8速ATがもたらす燃費

528iが積むエンジンは、吸気側バルブのリフト量を連続可変制御することでスロットルレス化を実現しポンピングロスの低減により燃費の改善が図れるバルブトロニックを採用している。他のメーカーでは、トヨタや日産が追従して一部のエンジンに採用しているけれどBMWとしては当たり前の技術だ。

さらに、ムダにしていた減速時のエネルギーを用いて発電し必要なエネルギーをバッテリーに貯え、加速時や定速走行時はエンジンに余計な負荷をかけないマイクロ・ハイブリッド(ブレーキエネルギー回生システム)技術も燃費の改善に効果をもたらしている。

実際に、発進停止を繰り返す低速走行が続いたときなどにバッテリーの電力が減るためかその介入に気づくことがある。走行状態からアクセルを戻すと、高めのギアでも弱いエンジンブレーキが効いたように速度が落ちていくからだ。

最初はATの変速制御が意図せず働いたか、ブレーキを引きずっているような違和感を覚えたが、エネルギー回生の程度を示す燃費計と一体となったメーターを見ていると、そんな場面は20km/hあたりまで減速感が続くのだ。そうと分かれば不思議なもので、再加速の際にエンジンに負荷をかけない準備としてむしろ燃費の向上ぶりに対する期待が高まってくる。もちろん、上記のような場面以外ではアクセルを戻せば自然な惰性が生じ、それでもエネルギー回生は少なめの程度ながらも維持される。

550iの場合は、あまりエネルギー回生による減速感を意識することはないものの、メーターを見ると再加速のためにエンジンに負担をかけない準備を整えていることが分かる。528iも同様だけれど、高速道路で車間の調整のためや下り勾配でアクセルを戻したときにもエネルギー回生は間断なく実行されている。しかも、8速ATを組み合わせるだけに100km/h時(8速)のエンジン回転は528iで1800回転、550iで1500回転でしかない。その結果、高速道路の走行車線の流れに合わせて得られた燃費は528iで何と17.6km/L、550iで13.1km/Lと目を見張るほどであった。

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