ロングセラーというボルボ流の安心感。最上級SUV「XC90」は“大幅改良”で鮮度が高まった今が買いかも
掲載 carview! 文:塩見 智 13
掲載 carview! 文:塩見 智 13
走りはどうか。基本となるドライブモードは「ハイブリッド」で、これを選んでいると、電力が十分にあればEV走行し、アクセルを深く踏み込むなど、大きな負荷をかければエンジンがかかって加勢する。
EV走行中は当然静かで振動がなくスムーズに走行できる。エンジンがかかった瞬間の音と振動もよく抑え込まれており、かかった瞬間に興ざめといった感じではない。変速ショックも一切ない。
マイナーチェンジでエンジンと乗員を隔てる部分に遮音材が足され、ウインドウガラスも全面的に合わせガラスとなり静粛性が増した。マイチェン前モデルの記憶がないが、絶対評価すると十分に静かだ。パワーは十分で、巨体を痛痒なく動かすことができる。
もっとパワーが必要なら「パワー」モードを選べばOK。モーターが基本、エンジンがアシストという走行スタイルは変わらないが、エンジンがしょっちゅうかかって加勢してくれる。
「AWD」というモードを選べば常にエンジンがかかっているので、連続的に負荷がかかる悪路などで便利だ。「ピュア」モードを選べばエンジンは掛からずEV走行をキープする。早朝、家族に内緒でゴルフに出かける時に便利だ。玄関で音を立てなければ大勝利!
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