変わってないようで、実は大きく変わった新型ロードスター。9年目で初の大幅改良に踏み切ったワケ
掲載 carview! 文:編集部/写真:市 健治 43
掲載 carview! 文:編集部/写真:市 健治 43
デザインは、造形的には完成されているということで、灯火類とディスプレイ周りの変更など最小限の機能的進化にとどめている。
「造形は、前田さんと中山さんと三人で手を握り合って絶対変えないと(決めた)」(齋藤氏)
前田氏は、エグゼクティブフェロー ブランドデザインとしてマツダ全体のブランディングを統括する人物で、「魂動デザイン」の生みの親。中山氏は、NDロードスターのチーフデザイナーや開発主査を歴任し、現在はデザイン本部長を務めている。デザインの新旧トップが作り上げたロードスターの造形は、9年経ってもいまだ色褪せることはない。
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ちなみに、バンパーぐらいは変えようかと、開発初期段階で若いデザイナーたちがCGで色々作ったが、どれもしっくりこなかったそうだ。グリルの中の造形も、歩行者保護やレーダーセンサーユニットの追加もあり、変える余地がほとんど残されていないという。
なお旧オーナーにとっては残念だが、電子系のプラットフォームが変わったので、基本的に灯火類もマツダ コネクトもディスプレイもレトロフィットできないそうだ。
(次ページに続く)
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