A8試乗 充実のフェイスリフトの中身とは
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:菊池 貴之
走りの面でも新型A8はスペック以上の進化を味わわせてくれた。とりわけ全車に共通して言えるのが静粛性、特にロードノイズの低減ぶりで、これによって走りの質が確実に向上している。
最初にステアリングを握ったのはエントリーの3.0TFSIクワトロ。V型6気筒3Lスーパーチャージャー付きエンジンの出力数値は変わらないが、燃費は0.2km/L向上している。
実用域から十分な力を発生するだけでなく吹け上がりも軽快なこのエンジンは、走ることに積極的なドライバーにぴったりと言える。但し、ロードノイズが小さくなった一方で耳に届くエンジン音がやや大きめに感じられたのはマイナス。実はこのモデルだけ、BOSEサウンドシステムを活用して逆位相の音で室内騒音を打ち消すアクティブノイズキャンセレーションが備わらないのが影響しているのだろうか。
続いて乗ったのはホイールベースを130mm伸ばしたロングボディのA8 L。最高出力が15ps増の435psとなったV型8気筒4Lツインターボエンジンにはシリンダー・オン・デマンド、いわゆる気筒休止機構付き。こちらもJC08モード燃費を9.9km/Lまで引き上げている。
低中速域ではひと回り上の余裕を感じさせ、それでいていざアクセルを深く踏み込むと爽快なパワーの伸びを実感させてくれるこのエンジンは、そのスマートな速さがA8のキャラクターにとても良く合っている。サウンドもより澄んでいて、こちらではエンジン音が殊更気になることはなかった。
フットワークはいずれも強めのアンダーステアに終始する。ロングボディはともかく標準モデルはもう少し軽快でもいい気はするが、クワトロとの相乗効果で高い安定性、安心感を実現しているのも事実。結局はこのセグメントをどう見ているかというブランドの個性と評するべきかもしれない。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
“世界で一番売れているスポーツカー”が誕生60周年! 米国で登場したフォード新型「マスタング」限定車がカッコいい
【MotoGP】マルケス、来季MotoGPワークスチーム昇格の選択肢はドゥカティだけじゃない?「結果が出れば連絡が来るし既に会話もある」
なぜ「小さな高級車」支持される? コンパクトカーなのに「クラス超えの豪華内装」採用が増加! 高価格な小型車はどんな人が乗るのか
走り続けてはダメ! ムリな割り込みもダメ! たかがこれだけの「追い越し車線」の「基本」が守れないから高速道路は渋滞するしトラブルも起こる!!
2023年度の自動車輸出台数、3年連続のプラス 車両供給が回復 円安効果も 自工会発表
ステキな人は乗っている『スーパーカブ特別限定版』…コレクターズアイテム
英国的完璧さとドイツ的精密さの融合 新型「アストンマーティン DB12 ヴォランテ」のドライビングレポート
住友化学、2024年3月期決算予想は過去最大の赤字 住友ファーマの損失計上で
東名・新東名に並行する「第3の高速道路」工事進行中!? “地獄渋滞”国道246号の救世主「厚木秦野道路」で一体どれだけ便利になるのか
ヤマハXSR900 ABSの2024年モデルが新色で登場! 赤×白、ブラックの2色展開で5月20日発売
[神業でしょ!] 紙工作模型で空冷エンジンのフィンまで超精密に再現!!
ポルシェ『タイカン』改良新型、中国専用のエントリーモデル発表…北京モーターショー2024
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開