ミニバン好調で2016年は好スタート【ボディタイプ別売れ筋】

ミニバン：手軽なコンパクトモデルが人気

ミニバン市場は5万4379台で市場シェアは28.2％。前年の同じ時期に比べ6.1ポイント増と伸び率は全カテゴリーのなかで一番だ。2015年はミニバンラッシュだったが、各モデルの新車効果もだいぶ落ち着いてきて、ランキングは収まるところに収まってきた観がある。

販売の主力は3列シートで、手頃なサイズ感のモデル。以前は「トヨタ ヴォクシー」を初めとするコンパクトワンボックスが一番のボリュームゾーンだったが、よりコンパクトで取り回しに優れる新型「トヨタ シエンタ」が勢力図を塗り替えた。1月も首位はシエンタ。1万台弱の販売台数で、国産登録乗用車全体のトップ3に入っている。

2-4位は前月と変わらず「トヨタ ヴォクシー」「日産 セレナ」「ホンダ ステップワゴン」の順で、3ブランドの小型ワンボックスがしのぎを削っている。5位「スズキ ソリオ」も前月と同順位をキープ。ソリオは5人乗りトールワゴンなので3列シートミニバンとはコンセプトを異にするが、2列シート車も大空間のスライドドア採用車に一定のニーズがあることを示している。