生産停止はフルモデルチェンジのサインか。日産のコンパクトSUV「キックス」の販売が急減…何が起きている？

日産 キックス

生産停止中で在庫販売のみに

ある日産の販売店担当者は、キックスの販売状況について次のように話します。

「キックスは扱いやすいサイズ感や運転時の視界の良さなどが支持され、女性ユーザーを中心に『運転しやすい』と高い評価を得ています。

全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mmというボディサイズは、『エクストレイル』（※全長4690mm×全幅1840mm×全高1720mm）や新型『リーフ』（※全長4360mm×全幅1810mm×全高1550mm）と比べてもひと回りコンパクトで、市街地の取り回しや駐車のしやすさが魅力です。

ただ、現在キックスは新規生産を停止しており、販売店では在庫販売のみとなっている状況です。そのため、選択できるボディカラーやグレードなどの仕様が限られており、問い合わせを受けても希望条件に合わず購入を見送られるケースが増えています。

在庫販売であることから納期は比較的短く、おおむね1か月程度で納車が可能となっています」