史上最大の商品改良を受けたマツダ ロードスターは2024年1月中旬に発売
掲載 carview! 26
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東京モーターショーあらためジャパンモビリティショー(JMS)におけるマツダの出品テーマは「『クルマ好き』が。つくる未来。」というものです。“クルマ好き“というキーワードは、まさにマツダのブランドイメージそのものといえるでしょう。
そうしたマツダ=クルマ好き、というイメージにもっとも貢献しているであろう量産モデルが「ロードスター」であることに異論はないはずです。
<写真:ロードスター>
1989年に初代ユーノスロードスターが誕生して以来、2シーターオープンという“たくさん売るのには不向き”といえるカテゴリーのモデルを、絶やすことなく生産しつづけていることは、マツダというブランドを象徴するモデルともいえます。
そんなロードスターは、「ND」という型式で呼ばれることの多い現行型で4代目となります。そしてND型がモデル史上最大といえる大幅な商品改良を発表しています。
>>ロードスターってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>>>ロードスターの中古車情報はこちら
改良を受けたロードスターの発売は2024年1月中旬のことですが、すでに商品改良は発表されていますから、ファンの方ならどんな進化を遂げたのかご存知のことでしょう。
<写真:ロードスター>
たとえば、ソフトトップ車の1.5Lエンジンは日本のハイオクガソリンに最適化した制御プログラムとすることで最高出力を3kWアップしています。
アクセルのオンとオフでLSDの効き具合を変えることのできるようなカム構造を採用した「アシンメトリックLSD」も新採用しています。
ロードスターのワンメイクレースも活用して開発したというサーキットを楽しむためのDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の新モードとして「DSC-TRACK」を用意したのもトピックスのひとつです。
これはスポーツドライビングにおいてDSCの介入を抑えつつ、本当に危ないときはカバーしてくれるという制御。速く走るためのDSCではなく、サーキットを気持ちよく安全に走るためのDSC制御といえます。
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エクステリアでは、デイタイムライト内蔵のヘッドランプを採用。テールランプと合わせてフルLEDタイプとなり、令和のスポーツカーらしいアップデートを実感できます。
一方、インテリアは往年のライトウェイトスポーツカーを彷彿とさせるスポーツタンの内装とベージュのソフトトップという組み合わせを新設定するなど、伝統的なロードスターファンの期待にも応える改良となっています。
<写真:スポーツタンの内装>
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とはいえ、もっとも注目されているのはACC(追従クルーズコントロール)の採用でしょう。
<写真:ロードスターRF>
フロントナンバープレートの向かって右側にミリ波レーダーを新設することにより、先行車両に合わせてスピードを調整するACCの搭載を実現しました。※一部グレードに標準装備またはOP設定。
高速道路での運転疲労を軽減してくれる機能として、もはや現代のクルマにはなくてはならないACCを、ロードスターが手に入れたというのはベテランドライバーにとっては朗報といえます。
ロードスターが初代から掲げるコンセプトは「人馬一体」というものですが、その四字熟語と現代的な機能を融合したのが新型ロードスターといえるでしょう。
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今回の商品改良を機に改良前には人気モデル(特別仕様車)だった「990S」がなくなり、エントリーグレードで20万円以上、最上級グレードでは30万円以上も価格が上がってしまうこともあって、従来のファンからは「改悪だ」という声もあるようですが、電子プラットフォームを刷新したことで実現した運転支援システムや電子制御は、令和の価値観に合ったスポーツカーとしての正常進化といえるものです。
<写真:ロードスター 新旧価格表>
<写真:ロードスターRF 新旧価格表>
年々スポーツカーにとっては厳しくなっていく安全法規に対応させつつ、ロードスターを進化させるというマツダの姿勢を評価すべき商品改良といえるのではないでしょうか。
これだけのアップデートを実施しながら、しっかりと6速MTを全グレードに展開しているのも、ロードスターのDNAを感じさせます。
ロードスターというもはや文化といえるスポーツカーが続くことを応援する気持ちがあるファンは、新型ロードスターも支えていくことでしょう。
>>マツダから超美形ロータリーPHEVスポーツ「アイコニックSP」登場! 反響大なら市販化も!?
>>9年目の改良で魅力マシマシ! マツダ ロードスターマイチェンモデル 来年1月発売
<終わり>
<写真:マツダ>
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