先回りして考える“ゲームチェンジャー”「GRヤリス」の変速機「GR-DAT」がドライバーに与えてくれるもの
掲載 carview! 文:杉山 元洋/写真:トヨタ自動車 9
掲載 carview! 文:杉山 元洋/写真:トヨタ自動車 9
そして、「GRヤリスDAT レーシングコンセプト」がさらなる結果を出したレースが、2025年6月にドイツのニュルブルクリンクサーキットで行われた「ニュルブルクリンク24時間」耐久レースです。
「ニュル24時間」と呼ばれるレースにトヨタは「TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing(TG-RR)」として挑戦しました。
ドイツ西部アイフェル地方に位置するニュルブルクリンクは、5.1kmのグランプリコースと、20.8kmのノルドシュライフェ(北コース)からなる約25kmの巨大サーキット。300mという高低差や、狭く見通しの悪いコーナーが続く過酷さから“緑の地獄”とも呼ばれ、“新車開発の聖地”としても知られています。
ニュルでトヨタは、基本的に市販車と同じパワートレインを搭載し、最小排気量のターボ車のカテゴリである「SP2T」クラスに参戦。
豊田章男会長にとってニュルブルクリンクは、トヨタの評価ドライバーであり運転の師匠でもあった成瀬弘氏とともに、2007年のニュル24時間に初参戦した原点。そして、「道がクルマを鍛える」「もっといいクルマづくり」を標榜し、モリゾウと名乗るきっかけとなった特別な場所でもあります。
2025年のニュル24時間でモリゾウ選手は、「GRヤリスDATコンセプト」で果敢に攻めるだけでなく、1回目の担当である3周を走り終えたあとも追加で2周走行。さらに「ワガママいってすみませんがもう1周行かせてください」と6周を走りました。
ピットイン後にモリゾウ選手はオウンドメディアの生中継ブースにゲスト出演し、疲れた様子もなく、「GRヤリスは本当にいいクルマです」と、営業マンのような爽やかな笑顔で語ったことも話題となりました。
モリゾウ選手は2回目の出番でも9周を走りきり、終わってみれば15周回を達成。「GRヤリスDATコンセプト」は合計115周回でクラス優勝(総合54位)を成し遂げました。
「過酷な道や本物の走行環境で走らせることで鍛えられ、初めていいクルマとして完成する」という、豊田章男会長の哲学を色濃く反映したGRヤリスと「GR-DAT」。レースの現場からのフィードバックで進化を続け、魅力的なスポーツ走行の世界を多くのドライバーに体験させてくれそうです。
(終わり)
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