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F12ベルリネッタで箱根へドライブ<前編>

250GTの精神を受け継ぐフロントエンジンGT

フェラーリF12ベルリネッタ。599GTB/GTOの後継モデルであり、今や現行フェラーリで唯一、V12エンジンをフロントに搭載して後輪を駆動するクルマである。だが、1967年にV6エンジンをミドシップに横置きしたディーノ206GTが登場するまで、フェラーリの市販型ロードカーはすべて、F12と同じくノーズにV12エンジンを収めて後輪で路面を蹴る、フロントエンジンの後輪駆動車だった。ちなみに「ベルリネッタ」とは本来、レースやラリーでの使用を意識した軽量なクーペボディを意味していた。

それらのフロントエンジンGTのなかで最も高名なのが、1950年代後半から60年代前半にかけて存在し、当時のレースやラリーで大活躍した250GT系だった。エンジン1気筒当たりの排気量を車名とする当時のフェラーリのネーミングスタイルから、250GTのエンジン排気量は250cc×12気筒=3000ccで、今日のF12ベルリネッタのほぼ半分に過ぎないが、当時の3リッターは今日の5~6リッターに相当する排気量だった。当時のフェラーリにはさらに4~5リッターの大排気量モデルも存在したが、ハンドリングを含むダイナミックな性能では250GTがピカイチだといえた。したがって今日のF12は、250GTの精神を受け継ぐフロントエンジンモデルだといっても、間違いにはならないと思う。

F12ベルリネッタは、その250GTシリーズのなかでも1962~64年の3年間にたった39台だけ造られた精悍なレーシングGT、250GTOとイメージがダブる。それはピニンファリーナデザインのF12のボディが先代の599GT系からサイズ的にもシェイプアップされて、走ることに徹したかのような引き締まったシェイプを見せているからだ。

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